I-693とは、グリーンカードを取得するために必須の健康診断で、長いプロセスの最後の難関ですよね。
2022年に我が家は、アメリカで雇用ベースのグリーンカード(永住権)を取得しました。
この記事では、我が家の経験談をもとに、I-693の健康診断についてまとめていきます。
健康診断を受けるための病院探し、健康診断の内容、実際にかかった費用や日数、予防接種などを我が家の例をもとにご紹介しています。
グリーンカードの健康診断をしてくれる病院の探し方
I-693は、必ず移民局が指定した医師によって行われなければいけません。
お住まいの地域のI-693の健康診断をしてくれるドクターは、USCISのサイトから確認できます。
病院名/ドクター名のリストがでてきます。HPなどで詳細をチェック後、価格やスケジュールなどを電話やメールなどで確認してみてください。
私の場合、リストに出てきた順に確認しましたが、「今はやっていません」「予約は3週間後に可能です」などで、すぐに対応してくれるとことを見つけるのに時間が掛かりました。
グリーンカードの健康診断に利用したクリニックは「AFC Urgent Care」
我が家の場合、出来るだけ早く対応してくれる病院を探していました。
ですが、予約がすぐに取れるところがなかなか見つからず。
そこで見つけたのが、少し離れた場所にある「AFC Urgent Care」でした。
この病院に決めた理由は2つ。
1.予約がすぐにとれること
AFC Urgent Careは、アメリカの26の州に展開しているクリニックで、アメリカ全土で250のクリニックがあるそうです。
そのせいか、予約システムがかなりしっかりしていました。
ちなみに、AFC Urgent Careは、場所によって予約不要なクリニックもあれば、事前予約必須のところもありました。
我が家の場合、事前予約必須のクリニックでした。
予約する場合、Immigration Physicalsを選択してくださいね。
2. HPで、I-693について詳しく説明が記載されていた
AFC Urgent CareのHPでは、Immigration Physicals Examination(I639用の健康診断)は、どのような検査をするのかが、詳しく説明されています。
事前にある程度状況を把握してから健康診断にいけるので、英語が不安でも安心ですよね。
googleの口コミも良かったので、我が家から一番近いところにあるAFC Urgent Careに決めました。
参照:Immigration Physicals|AFC Urgent Care
我が家が受けたグリーンカードの健康診断の内容と予防接種
我が家の体験談を時系列にまとめてみました。
健康診断の予約後すぐにオンラインチェックインの案内がきました。入力するのに少々時間が掛かりますのでご注意ください。
個人情報など入力するほか、パスポートや運転免許証の写真を撮ってアップしていきます。
同時にInsuranceのカードの写真もアップしました。
その後は、同意書に浸すらサインです。
指でサインを書くのですが、上手くいかず手こずりました。
沢山入力事項があるので大変ですが、家でゆっくりできるのがよかったです。
持参物:パスポート、運転免許証、コロナのワクチンカード、子供の予防接種歴
予約時間の20分くらい前に到着しました。
受付でチェックインした後は、Immigration Physicals Examination費用の1回目予約分の料金を先に清算しました。
その後、診察室に呼ばれ、これまでの予防接種歴を確認。
受けなければならない注射リストを貰いました。
「次回までに薬局とかで受けてね。次回この病院で受けてもいいけど、高いわよ」と、病院で受けた場合の費用表も頂きました。確かに高かったです(汗)
その後、梅毒と淋病の検査、及び結核検査のために、看護師さんが採血。
大人は3本(だったと思います…)、子供は1本分の血を抜かれました。
最後に次回のアポイントメントを受付で済ませ、この日は終了です。
滞在時間は合計1時間弱でした。
私も夫も母子手帳などが手元になかったので予防接種歴を確認できるようなものは持参していません。子供は予防接種の履歴を持参しましたが、国のデーターベースから確認できるようで(?)、既に看護師さんは娘の接種歴を持っていました。
大人はCostcoで予防接種を打ちました。
Tdap(百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン)、MMR(麻疹、風疹、おたふくかぜの3種混合ワクチン)、Varicella(水疱瘡)の3本を一度に打ちました(涙)。
幸いにも我が家の場合、保険が予防接種の費用の全てをカバーしてくれました。
子供はTdap1本のみ、かかりつけの小児科で受けました。
予防接種を受けたという証明ができるよう、レシートなどを念のため貰ってくださいね。
持参物:パスポート、運転免許証、追加で接種した予防接種のレシート
予約の15分前に到着。今回も先に料金を支払います。
まずは看護師さんに予防接種を受けた証明を渡し、移民局の認定を受けた医師による診察をうけました。
診察は、口や耳の中をのぞき、心拍数の確認をしたほか、お腹の触診、既往歴の確認などくらいでした。
その後、看護師さんと全ての書類に間違いがないかチェック後、私たちが書類にサイン。
最後に受付スタッフが、漏れがないが最終的にチェックした後、封筒に入れ封印。
封をされた書類は、絶対に開封してはいけません。
提出を求められるまで、そのまま保管しておきましょう。
I639健康診断に関する良い口コミが多かったクリニックだったので、このケースに対応しなれているのか、とてもスムーズに全て終えることが出来ました。
グリーンカードの健康診断・予防接種の費用
健康診断にかかった費用をまとめると以下のようになります。
予防接種は全て保険が適用されました。
<費用一覧> | 大人1名分費用 | 子供1名分費用 |
---|---|---|
アポイント1回目 | $275 | $275 |
アポイント2回目 | $250 | $250 |
予防接種:Tdap (Costco価格) | ※保険適用(実質負担なし) $61 | ※保険適用(実質負担なし)不明 |
予防接種:MMR(Costco価格) | ※保険適用(実質負担なし) $109 | – |
予防接種:Varicella(Costco価格) | ※保険適用(実質負担なし) $183 | – |
合計 | $525 | $525 |
大人も子供も変わらず、1人525ドル分の費用が必要でした。
I-639の提出はいつ?
本来はインタビューの際に提出するらしいです。
ただ最近は雇用ベースの場合、インタビューが免除されることが多いそうです。
我が家の場合もインタビューはありませんでした。
その代わりにRFE(Request for Evidenc)が届き、I-693の郵送による提出を求められました。
その日のうちにFedexに駆け込み、 一番早いPriority便で送付しました。
約60ドルほどの送料でしたが、翌々日にはUSCISに到着していました。
USCIS到着後、約5日後にI-485が承認されました。
まとめ
長い長いグリーンカード取得までのプロセスの間、何かと不安になりつつ、なんとか手続きを進めてきました。
きっと今も、手探りで手続きを続けている方もいるかと思います。
そんな誰かの参考になればと思い、この記事ではグリーンカードのための健康診断の記録をまとめています。
我が家の体験談が、少しでもどなたかの参考になりますように。