お子さんと一緒にアメリカへ帯同予定の方やアメリカに駐在で来たばかりの方などは、子供たちの学校生活の様子が気になりますよね。
アメリカの小学生の学校の時間割(スケジュール)はご存知ですか?
この記事ではアメリカ現地校に実際に通っている子供のKindergarten(キンダー)、3rd grade(3年生)、4th grade(4年生)の時の時間割を紹介していきます。
先輩ママさんや我が子に教えてもらったことが殆どですが‥時間割に出てくる用語の意味もまとめています!
学校によってスケジュールなどは違いはありますが、学校の様子を皆さんにお届けできたら嬉しいです。
アメリカの小学校の1日の時間割を過去3年間分まとめてみた
我が家の子供のキンダーから4thまでの1日のスケジュールを表にしてみました。
Kindergarten、3rd grade、4th gradeの実際の時間割
我が子の学校の地区は、キンダーから5thまでは8:00amに授業が始まり、14:30pmに終了します。
Kindergarten | 3rd grade | 4th grade | |
---|---|---|---|
7:50~8:00am | Bell ring | Bell ring | Bell ring |
8:00~8:20am | Morning meeting | Morning meeting | Morning meeting |
8:20am~ | Number Corner | Number Corner | Number Corner |
※ | Literacy | Math Tasks | ELD |
※ | Specials | Specials | Content |
※ | Literacy | First Recess | Specials |
※ | Lunch/Recess | Math reference | First Recess |
※ | Story | ELD | Read Aloud |
※ | Math | Lunch/Recess | Math |
※ | ELD | Reading | Reading |
※ | Contents | Content | Lunch/Recess |
※ | Recess | W.I.N. | Reading/Wrting |
※ | Contents | Read Aloud | W.I.N. |
※ | Clean up | Clean up | Clean up |
14:30pm | Dismissal | Dismissal | Dismissal |
表にしてみると、授業開始直後・終了直前は、どの学年も似たスケジュールになっていますね。
またランチの時間は、キンダーからスタートするので、高学年になるほどランチを食べるのが遅くなるのが分かります。
ここでお知らせです
アメリカの小学校の時間割に関する用語を解説!
↑の写真は、4th gradeに通う子供のスケジュールなんですが…。
スケジュールにでてくる科目名やアクティビティの用語って、何だかよく分からないですよね..。
赴任当初は、特に分からないことだらけでした汗
そこで、先輩ママさんに聞いたり、現地の方や子供に聞いたりしながら学んだ用語の意味をまとめてみました。
4th gradeの時間割で使われている用語を1つずつ解説
今回は、先ほどお見せした4th gradeの子供の実際のスケジュールを参考に用語を解説していきます。
日本の小学校の朝の会に似ている感じですね。
担任の先生の話を聞いたり、校長先生からのアナウンスがあったりするほか、Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)などもこの時間にやるそうです。
Pledge of Allegianceは、アメリカ合衆国に忠誠を誓う宣誓です。アメリカの現地校では毎朝授業が始まる前に、起立し、胸に手をあてた状態でクラス全員で暗唱しているそうです。
教室に設置されているカレンダーを使って行うアクティビティ。キンダーでは今日の日付や天気などの確認に使います。
学年が大きくなるにつれ、カレンダーを使った計算問題や、カレンダーに1つずつ国の名前を入れていくなどのようなアクティビティを行っています。
English Language Developmentの略です。English Language Arts (ELA) とも呼ばれ、国語(英語)のことです。
ELDは英語が母国語ではない子の英語力を向上させるサポートを指すこともあるようです。
主に、Social Studies(社会)やScience(理科)などを行う時間です。
P.E. (体育)、Music(音楽)、 Library(図書館)などを日替わりで行います。担任の先生ではなく、専門の先生が授業を実施します。
Recessは休み時間のことで、First Recessは1回目の休み時間になります。
いわゆる音読のこと。
先生が1冊の本を毎日少しずつ読み聞かせすることが多いです。
リーディングの授業で使う教材は、その時に習っているSocial StudiesやScienceの内容と連動していることが多いです。
ランチタイムと2回目の休憩時間です。
ランチを食べるカフェテリアまでの移動時間も含みます。
W.I.NはWhat I needの略。
苦手な分野や得意科目を自分自身で強化していくことを目的に設けられている時間だそうです。
子供によると、授業中にやり残した課題やったり、プログラミングやタイピングなどに取り組んだり、難易度の高い算数の問題にチャレンジしたり、その日の宿題をする時間にしても良いそうです。
主に帰宅準備をする時間です。
Dismissalとは学校用語で下校のことです。一斉に下校し、帰宅します。
「子供が現地校で何を学んでいることわからない」という方へ
アメリカの学習指導要領「コムンコア」に沿って作成されている問題集「ブレインクエスト」がおススメ。
1冊で国語・算数、理科、社会の1年分の大体のカリキュラムをチェックすることができる問題集です!6th gradeまで学年ごとに発売中。
日本の時間割と異なる注意しておきたい3つのポイント
アメリカの小学生の学校の時間割を確認してきましたが、日本の時間割と異なる注意しておきたいポイントが3つあります。
①毎日同じスケジュール
日本の小学校の時間割は、曜日によって違いますよね。
アメリカの小学校は、月~金曜まで毎日同じスケジュールです。
決まったスケジュールをこなす面では、子供たちが学校生活に慣れやすいかもしれません。
②ランチの時間が短い
アメリカの小学校では、ランチをカフェテリアで食べます。
カフェテリアは全校生徒が一斉に入れるほど大きくないので、学年ごとの入れ替わり制になっています。
キンダーの子供たちからスタートし、学年順にランチ時間が設けられています。
入れ替え制なので、我が子の学校の場合、各学年のランチ時間は15分程度。
授業が押して移動するのが遅くなると、さらにランチ時間が短くなってしまいます。
食べるのがゆっくりな子には少し大変かもしれません。
特に5年生の子たちのランチ時間は13時近くになります。Snackタイムがありますが、朝ごはんをしっかり食べていくのが良いですね。
③Clean upタイムは、帰宅するための準備をする時間
下校直前に設けられているClean upタイムは、日本でいう「お掃除の時間」ではありません。
自分の机の上を簡単に綺麗にしたりすることもあるそうですが、基本的には家に帰宅するための準備をする時間です。
リュックサックに持って帰るものを詰めたり、ジャンパーを着るなど身支度をします。
まとめ
この記事では、子供の学校の時間割(スケジュール)を例にアメリカの小学生たちが学校でどのように過ごしているのかをまとめてみました。
お子さんがアメリカの小学校で1日を過ごす姿をイメージするお手伝いができていれば嬉しいです!