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『アメリカの小学校生活』マニュアル!!知っておきたい現地校のこと

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アメリカに赴任・駐在の方は、アメリカの小学校にお子さんを通わせている方は多いですよね。

だけど、アメリカの小学校は、教育制度から、普段の学校生活まで、日本の小学校と違うところが沢山ありませんか?

子どもたちが、「どんな環境で学び」、「どんな体験をするのか」。

知っておくだけで、子供たちがストレスなく学校に通える手助けが出来るかもしれません。

この記事では、親が知っておきたいアメリカの小学校生活に関するあらゆることをまとめています。

  • 子供をアメリカの小学校に通わせることになった方
  • 現在、アメリカで子育て中の方
  • アメリカの教育システムに興味がある方

皆様の参考になれば嬉しいです。

※今後も更にアップデートしていく予定です!

目次

アメリカの小学校には、どうやって入学する?

アメリカでは、キンダーガーテンから5年生までの生徒が小学校に通います。

一部の地域では6年生まで小学校に通う場合も!

まずは、アメリカの小学校には、どんな学校があるのか、どうやって入学するのか、チェックしていきましょう!

アメリカの小学校の種類について

アメリカでは、自分が通う学校の選択肢が多い!

まず、税金によって運営される公立の学校か、学費が必要な私立の学校に通うかどうかを選択します。

公立の学校に通う場合、住む地域によって学校が決まりますが、他にも選択肢が…。

アメリカの公立学校には、学区内にある学校、学区外にある学校、チャータースクール、オンラインスクール、ホームスクールなどの選択肢があります。

一般的なのは、学区内にある小学校に通うパターンだと思います。

アメリカの小学校の種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。

評価の高いアメリカの小学校の探し方

アメリカの小学校のイメージ図。

アメリカ赴任予定の方にとって、お子さんがアメリカで通う学校探しは、悩みどころの1つ。

学校の評価の調べ方は色々ありますし、何を基準に学校を選ぶも、人によって違うと思います。

私が実際にアメリカで小学校選びをしたときは、小学校ランキングを活用して、評価の高い学校を探しました。

あくまで、私のケースですが、学校探しにお悩みの方は、参考にしてみてくださいね。

アメリカの小学校に入学するにはどうすればいい?

アメリカの小学校に入学するには、学区によって、手続きは異なります。

各小学校のHPに、入学手続きに関する情報が載っていますので、自分で調べる必要があります。

一般的に必要とされるのは、こちら。

アメリカの小学校に入学するのに必要な書類は、Enrollment Form(申込書)、Proof of legal name and age  (氏名と住所を証明できるもの)、Proof of address(住所証明)、Immunization records(予防接種記録)です。

Enrollment Formは、申込書のこと。

Proof of legal name and ageは、氏名を証明できるものですが、出生証明書やパスポートなどでOK。

Proof of addressは、住所を証明するもの。

アメリカで住むアパートや家などの賃貸契約書、公共料金の請求書が使えます。

Immunization recordsは、予防接種の記録なんですが、英語に翻訳されている必要あり。

日本で準備しておきましょう。

我が家の学区の場合は、Language Survey(言語に関する調査票)も提出しました。母国語、英語のレベルなどを把握するためのものです。

アメリカの小学校では、どんなことを学ぶの?

アメリカの小学校で学ぶことは、以下。English Language Arts 、Math、Science、Social studies、Physical Education、Music,Artなど

お子さんがアメリカの小学校の授業についていけるのか、どんなことを学ぶのか、とっても気になりますよね。

私もアメリカ赴任当初、子供が現地校で学んでいることが全くわからない状態でした。

というのも、アメリカには教科書がないから!!!

新学期に今年勉強することなどを共有してくれる先生、

ニュースレターなどで学習状況などを教えてくれる先生などもいますが、

子供が何を学習しているのかイマイチ把握しづらいことが多いんです。

特にアメリカに来たばかりの頃は、子供の英語力に不安があるので、学習面でサポートしてあげたいですよね。

そこで、役に立つのはコレ↓

我が家のブレインクレスト

アメリカの学習指導要領「コムンコア」に沿って作成されているブレインクエスト。

国語・算数、理科、社会の1年分の大体のカリキュラムをチェックすることができる優れものです。

ブレインクエストの使い方は、こちらから。

日本のアマゾンでも販売しているので、アメリカ赴任前に使うこともできますよ!

\ブレインクエストをチェック!/

コレ1冊で十分!アメリカの小学校の予習・復習に使える問題集!


アメリカの小学校の国語って?

日本の国語の授業に該当するのが、English Language Arts、略してELAです。

Reading、Writing、Speaking  Listeningの中でも、Readingが重視される傾向にあります。

ELAでは、Reading、Writing、Speaking、Listeningの4つのパートに分かれていますが、

特にReading(リーディング)が重視される傾向にあるようです。

子供の学校の場合、年に数回ほど、「子供が1人で本を読む能力がどれだけあるか」の目安となるリーディングレベルをチェックしています。

リーディングレベルについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

アメリカの小学校の算数はどんな?

アメリカの方が進んでいる単元も一部ありますが…、日本の算数の方が進度は早いものが多め。

なので、日本からアメリカの小学校にやって来る子供たちが、一番ストレスなく授業を受けれるのが、算数(Math)かもしれません。

とはいえ、日本の子供たちがアメリカで算数を学ぶうえで、知っておきたいことが…。

アメリカの算数は、問題解決能力を身につけることを重視しているので、どうやって解いたかを説明させることが多い。

アメリカの算数教育では、問題解決能力が重視されています。

どうすれば「答えを導き出せるか」をじっくり考えさせるんです。

計算問題の数もこなさないし、九九の暗記も強制されません。

九九を覚えてなくても、どう考えれば九九を覚えていなくても解けるかのほうが大切だからです。

なので、回答するときも、どのように解いたかを説明できなければなりません。

Explain your thinking や Show your reasoningと問題文に書かれています。

アメリカの算数については、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

アメリカの小学校の理科の授業って?

アメリカでは、「STEAM教育」が普及しており、理科(Science)に力を入れている学校も。

子供が通う小学校もSTEAM教育校の為、社会よりも理科の授業時間が多めです。

個人的な意見ですが…、アメリカの理科の授業は、幅広く色んなこと1年で習う日本の理科の授業と比べると、

1つのテーマを深く深く掘り下げて学習してるなぁと感じています。

その為、専門用語などが沢山でてくる!

もちろん、専門用語や概念などは、生徒が理解しやすいように、先生も噛み砕いた簡単な言葉で説明してくれているんですが…

親も分からないことが多いので、辞典やブレインクエストを活用してフォローしています。

アメリカの小学校の理科の授業のフォローは、ネイティブじゃない親には、なかなか大変です💦

アメリカの理科の授業について、↓のような記事も書いています。

\ブレインクエストをチェック!/

コレ1冊で十分!アメリカの小学校の予習・復習に使える問題集!

アメリカの小学校の社会科は?

英語では社会科のことをSocial studies(ソーシャルスタディ)と呼んでいます。

我が子の学校では、キンダーの頃からSocial studiesの学習がスタートしますが、本格的な学習は2nd gradeから。

地理や歴史、多文化教育、金融教育などがカリキュラムに含まれます。

また、高学年からはアメリカ史を本格的に学んでいきます。

アメリカの歴史などは、親も知らないことが多いので、一緒に勉強しています。

ソーシャルスタディやアメリカの歴史に関しても、別記事で解説しています。

アメリカの小学校の体育とは?

体育の授業は体育館で行います。

アメリカの体育の授業には、Physical Education、略してP.E.(ピー・イー)と呼ばれます。

跳び箱、プール、マット運動などはありません。

運動会もない場合が多いです!

では一体、アメリカの体育の授業では何をしているのか、どんな服装で行けばいいのかなどを、関連記事でまとめています。

アメリカの小学校の特別科目ってなに?

アメリカの小学校の国語、算数、理科、社会、体育について解説してきましたが…

他にも、Specials(スペシャルズ)とよばれることもある特別科目があります。

子供の小学校には、プログラミング、アート、ミュージック、ライブラリーの授業が特別科目です。

お住まいの地域・学区の教育予算や方針によって、特別科目は大きく違います。ミュージックやアートなどの授業がない学校もあるそうです。

アメリカの小学校の成績表ってどんな?

アメリカの小学校の成績表については、以下の記事で詳しく解説しています。

アメリカの小学校生活で必要な持ち物や服装について知ろう!

続いては、アメリカの小学校で必要な持ち物や服装について解説していきます!

アメリカの小学校は、どんな学用品を使うの?

学用品は、学校毎に指定のリストがあることが多く、新学期にまとめて持って行くことが多いです。

2022年9月に我が家の子供が、学校から指定された学用品はこちら。

2022年の新学期に持参した学用品は、Backpack、Headphones、Copy paper 、Facial tissue,Pencilsなどです。

学期途中から転入する場合も、↑のような学用品リストを渡される場合が多いです。

AmazonやTargetなどで購入できます。

夏休みに入ると、早々にスーパーなどで「Back to School」という学用品の専用コーナーが出現します。

\学用品をアマゾンで探す/

アメリカの小学校に毎日持っていくものは?

持ち物については、学校の方針や担任の先生によって違うことが多いのですが、

我が家の子供のケースは、こんな感じ。

子供がアメリカの小学校に持って行くものは、ランチ、水筒、クロムブックに時々、宿題ファイル。
※我が子の場合、クロムブックは学校から無償でレンタルしています。

Back Pack(リュック)に入れて持って行きます。

リュックに指定はないので、お気に入りのキャラクターのリュックや、好きな色のリュックで大丈夫です。

Amazonなどで、Best School Backpackなどをチェックしてみても◎。

クロムブックなどを持ち運びする場合、専用のポケットなどがついているリュックにしておくと、リュックを落としても安心です。

ランチボックスはこんな感じです。
Lunch Bagはこんな感じ。

お弁当はLunch Bagにいれて持っています。

我が子の学校では…

朝、登校すると、教室に置いてある指定のカゴに全員分のLunch Bagをいれるそうです。

アメリカの小学校はどんな服装で行くの?

アメリカの小学校には、基本的に制服がありません。

私服で登校するのですが、どんな服でもよいわけではないんです。

各学校毎にルールがありますが…

アメリカの小学生の服装に関する一般的なルールを詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

アメリカの小学校生活ってどんな感じ?

アメリカの小学校の時間割は、地域や学区で大きく違ってきます。

子供が通っているアメリカの小学校の場合は、午前8時にスタートし、午後2時半に下校です。

スクールバスを使う場合、朝はさらに早く、帰宅も遅くなります。

アメリカの小学校の1日の時間割については、この記事で徹底解説しています。

時間割にでてくる用語を解説しつつ、一日のスケジュールをまとめています。

休み時間をどんな風にすごしているか知りたい方はこちら。

アメリカの小学校には、宿題ある?

学校や担任の先生によって、宿題の方針は異なるので、参考情報になるんですが…

よくある宿題は、こんな感じ。リーディング20分(→ほぼ毎日)算数のプリント(→週に2~3回)ライティング(→月に2~3回)学校でやり残したプロジェクトの残りなど(→時々)

宿題をこなすのに、参考にしたい記事も貼っておきます♪

アメリカの小学校の教室の様子を知ろう!

教科書に沿って、担任の先生の話を聞きながら進むのが日本の小学校の授業スタイル。

アメリカの小学校の授業は、グループワークやディスカッションが中心のことが多いです。

先生は、ファシリテーター的な役割をすることが多いので、日本から来た子供たちは、少し戸惑うことがあるかもしれません。

アメリカの小学校の教室についても紹介している記事があります。

アメリカの教室の図解などもあるので、チェックしてみてくださいね♪

アメリカの小学校で行われるイベントって?

アメリカの小学校のよくあるイベントは、Back to school night 、Valentine gift exchange、Science fair、Jog-a-Thonなど。
Jog-a-Thonは、マラソン大会のようなイベントです。

アメリカの小学校では年間を通して、様々なイベントが行われます!

メールやプリントで、イベントの案内や告知がありますよ~。

最近では学校のHPのほかにも、保護者会がSNSなどで情報発信しているケースもあるので、細かくチェックしておきましょう♪

小学校のイベント例

アメリカの小学校の特別プログラムとは?

アメリカの小学校には、日本の小学校には馴染みのないプログラムが、いくつかあります。

ギフテッド教育

アメリカの小学校には、ギフテッド教育プログラムがあり、

GATE Gifted and Talented EducationTAG(Talented and Gifted)などと呼ばれています。

ギフテッド選考を受けて、ギフテッドと認定された子が受けることができるプログラムです。

ギフテッドと認定されるまでには、選考を受けるための自薦・他薦、GT Test、親のインタビュー、先生からの評価などがあります。
我が子の学区の例

ギフテッドやタレンテッドの詳しい認定方法は、以下の記事で解説しています。

また、ギフテッドかどうか判定する参考材料の1つであるギフテッドテストについても紹介しているので、参考にしてくださいね。

STEAM教育

最近は、日本でも話題になることが多い「STEAM教育」。

我が子の学校も「STEAM教育校」です。

具体的に、どんな授業を受けているのか紹介している記事があるので、リンクを貼っておきます。

親が知っておきたいアメリカの小学校事情

小学校の先生へプレゼントを贈る機会がある

アメリカの小学校では、先生にギフトを贈る習慣があります。

各学校で、多少の習慣の違いはあると思いますが、大体こんな時期にプレゼントを贈ります。

アメリカで先生にギフトをあげるのは、クリスマス、、バレンタイン、Teacher appreciation week、学期末が多い。

特にクリスマスと学期末は重要で、ギフトカードを先生にプレゼントされる方が多いです。

詳しい解説は↓のリンクから!

アメリカの小学校に通う為にかかる費用は?

アメリカの公立の小学校に通う場合、基本的に「学費」は必要ありません。

ただし、学用品や遠足の費用など、ちょこちょこ小さいな出費が💦

我が家のケースですが、1年間に掛かる費用をまとめているので、気になる方はのぞいてみてくださいね。

アメリカの小学校にはPTAってあるの?

アメリカの小学校にも、PTA(Parent-Teacher Association)はあります。

学校によってPTA事情は異なりますが、日本のPTAのように、強制加入ではありません。

役員も、やりたい人が立候補してやる感じです。

我が子の学校のPTAでは、学校行事のサポートや寄付集めをメインに活動しています。

特に身構えなくても大丈夫です!

子供に教えておきたい安全のこと

アメリカにも避難訓練があります。

火事・地震に対する訓練もありますが、銃乱射事件などを想定した訓練もあります。

アメリカの小学校に通うなら知っておきたい訓練ですが、銃社会に暮らす子供たちには想像しづらい訓練です。

自分自身の身をどうやって守るのか、お子さんと話しておくと◎です。

チェックしておきたい避難訓練のこと

まとめ

アメリカでは、お住まいの州や校区によって教育方針や内容が異なります。

この記事は、あくまで我が子のアメリカの小学校での経験をもとに作成していますので、異なる点がある場合、ご了承くださいね。

子供たちの学校生活が、より充実したものになるよう参考にしていただけたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

アメくまのアバター アメくま 管理人

2018年から小学生とアメリカ西海岸で暮らしてます。
これまでに知ったこと、学んだことなどを活かして、アメリカでの教育や暮らしに役立つ情報を発信中です。
お仕事の依頼・ご質問は「お問合せ」まで。

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