アメリカ現地校の宿題は、どんなものがありますか?
我が子の場合は、担任の先生によりますが、大体以下のような内容と頻度です。
- リーディング20分(→ほぼ毎日)
- 算数のプリント(→週に2~3回)
- ライティング(→月に2~3回)
- 学校でやり残したプロジェクトの残りなど(→時々)
宿題の中でも一番大変なのが、『ライティング』の宿題なんです。
低学年の子供たちは、日本語でもすらすらと作文を書ける子は少ないと思います。
なのに英語のライティング(!!)となると、サポートする親も大変…。
ネイティブじゃない親にとって、一番手助けしにくい宿題で、上手くサポートできず涙したことも…。
そこで、この記事では、我が子とのライティング宿題奮闘記を交えながら、アメリカ現地校のライティングの宿題を乗り越えるコツをご紹介していきます。
またライティングの宿題をしようと頑張ってても、時々「書くことがない」、「何を書いていいのかわからない」と、よく子供が良く悩んでいたので、小学生におススメのライティングのテーマも難易度別に紹介していきます。
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アメリカ現地校の『ライティング』の宿題を乗り切るコツ
ライティングの宿題をする子供の手はなかなか進みませんよね…。
日本語でもそうですが、最初から文章はすらすら書けないものです。
子供も大変だし、私も最初はサポート方法が分からず、試行錯誤しました汗。
現在は私なりに効果があると感じた3つのコツを実践しています。
1. いきなりノートに書かない
いきなりノートに書き始めると、間違うたびに消しゴムで消し、ノートもぐちゃぐちゃに。
そして、子供も次第にやる気をなくし始め…、負のループに陥ったことが何度あることか!
まずは何を書きたいのか、一緒に考えをまとめてあげるのが大切だということを学びました。
我が家の場合は、ホワイトボードやパソコンなどに下書きをしています。
消したり、構成を変えたりするのが便利だから!!
学年が上がるにつれ、文章量が多くなるので、パソコンでgoogleドキュメントを使っての下書きが増えてきました。
googleドキュメントを使うと、親も気づきづらいスペルミスなどもチェックしてくれるので◎です!
2. 出だしだけ手伝う
子供の筆が進んでいないようだったら、最初の一文をさり気な~く手伝っています。
出だしを作ってあげると、続きを考えやすくなるので、1から書き始めるよりも楽なようです。
例えば、週末の出来事を書きたい場合、以下のような感じです。
On Sunday, I went to …………………………………….
Then…………………………………………………………………
Finally,………………………………………………………………..
この方法は、実際に授業でも行われているようでSentence startersというそうです。
3. 無理に文章にしない
先生もパーフェクトな文を求めているわけではないと私は勝手に思っています…汗。
ですので、英語に不慣れな時期、やる気の出ないときは、無理に文章を作らなくても大丈夫なはず。
時間がないときや、やる気がでないときは、「箇条書き」で済ませています。
例えば、下の四角の文のような感じです。
10 things to do during summer break
- Go swimming.
- Tie dye a T-shirt with my best friends.
- Bake a chocolate chip cookie with my Dad ………
我が子の箇条書きの文章の例です。
箇条書きだと短時間で、スラスラかけることが多いので、忙しい時期や、やる気が出ない時に提案するようにしています。
アメリカ現地校で出される『ライティング』の宿題の意味とは?
アメリカの小学校では、ライティングをする機会が沢山あります。
キンダーから簡単なジャーナルを書くことから始まり…、
その後、学年が上がっていくにつれ、エッセイやレポートなども書き始め、求められるページ数が増えていきます。
またテーマも、どんどん難しいものになります。
日本語でも難しい作文。英語でエッセイを書くとなると、更に苦手意識がうまれますよね。
我が子の学校の先生は、ライティングの宿題の目的は「Writing Stamina(ライティング スタミナ)をつけること」とよく仰います。
「書く」ことに慣れてもらいたいそうです。
頻度は先生によって様々ですが、学年が上がるにつれ、ライティングの宿題で求められる量は増えています。
けれど、提出した宿題に対する添削は殆どありません。
生徒が書いた文章を読んだ感想などのコメントはくれますが、文法、スペルなどのチェックはありません。
「よくまとまっている」「先生もおんなじことを感じたわ」など、ポジティブなコメントが返ってきます。
たまに、ESL専任の先生がチェックして、文法の指導することはあるようですが、我が家の経験では、殆ど添削されたことがありません。
ライティングすることを楽しんでもらう為に、小学生の間は、あえて添削しないと聞いたことがあります。
小学生の宿題におススメの『ライティング』のテーマ
ライティングはテーマが決まっていることもあれば、ノートの〇ページ分、何でも書いてきてね、と言われることも。
「Free Writing Journal」とも言いますが…
「なんでも書いてね!」って、実は一番困ってしまうんです…。
我が家の場合、子供が毎回言うのが「何を書いていいのかわからない」です。
そこで、テーマにできそうなことをリスト化してみました。
1. お手紙を書く(難易度★☆☆☆☆)
低学年の頃は、よくお手紙を書いていました。
先生へのお手紙、お友達へのお手紙、家族のだれかにあてたお手紙などです。
「letter template for kids」、「letter writing for kids」などとネット検索すると、文例などが確認できます。
我が家の場合、最初は文例を真似することから始めると、宿題のハードルがぐっとさがりました。
2. 自分について語る(難易度★★☆☆☆)
自分について書くのも難易度が低めです。例えば、以下のようなお題を使っています。
- 家族のこと
- 家族構成や、日本にいるおじいちゃん、おばあちゃんのことなど
- 好きなこと
- 好きな本や映画、歌手、スポーツ、Youtuber、キャラクターなど。得意なことなど。
- 嫌いなこと
- 嫌いな食べ物、嫌いな教科、実は嫌いなスポーツなど
- 習い事のこと
- サッカーや、バレエなど
- 将来の夢
- 自分の性格について
- 長所、短所など
- 最近の出来事
- 週末にしたこと、旅行にいったこと、最近読んだ本や観た映画の紹介・感想など
自分が好きなものについて書く時は、好きな理由が明確な場合があるので、あまり悩まず文が書けるようでした。
好きなスポーツについて書いたときの宿題
文にするのが難しい場合、短文で箇条書きにしてしまいます。
3. もしも話(難易度★★★☆☆)
「もし~」ではじまるお題はいかがでしょうか。
- もし日本に帰国したら何が食べたい?
- もし芸能人にあえるとしたら、誰にあいたい?
- もし大金持ちになったら、そのお金をどう使いたい?
- もし他の国にいけるなら、どこに行きたい?
例えば、こんな感じです。
4. リサーチしたことをまとめる(難易度★★★★☆)
リサーチしたことをまとめるのも、良いライティングの練習になっています。
- 日本について
- 日本の国土について、日本の歴史についてなど。子供用の「Japan」を紹介する本などを図書館で借りてきて、伝えたいことを抜粋してまとめてみる
- 習っていることについて
- バレエやサッカーなどを習っているのなら、その歴史などを調べる
- How to 〇〇
- 日本食のレシピや折り紙で鶴を折る方法、紙飛行機を作る方法など、何かを作るレシピを書く
例えば、Thanksgivingの時期にThanksgivingのイベントがなぜ始まったのか調べました。
本の内容を抜粋して、文章を真似することから始めました。
5. 物語を書く (難易度★★★★★)
少しハードルは高めですが、自分で物語を好きに書いてみましょう。
自由に物語を書くのが難しそうなら、「お母さんは、可愛いリスが活躍する物語を読んでみたいな」など、さり気なく呟いています笑
6. その他のお題をネット検索する
「writing journal prompts for 〇 grade」と検索してみると・・・
〇の部分はお子さんのgradeを入れてくださいね♪
例えば、3th gradeだと以下のようなお題が出てきます。
1.Who is your favorite fictional character and why?
参照:75 Third-Grade Journal Prompts
2.If you could have any superpower, what would you choose?
3.Describe your dream three-course meal.
4.Which five famous people would you invite to your next birthday party?
5.Which country would you most like to visit and why?
6.Name a skill you’d like to learn this year.
お題に困ったら、是非検索してみてくださいね。
まとめ
我が子も最初は数行書くのも大変でしたが、今ではノート1ページ分はすらすら書けるようになりました。
我が子と私の場合は、ご紹介した方法があっていましたが、お子さんの性格によってベストなサポートの仕方は違ってくるかもしれません。
英語のライティングが楽しいと感じる取り組みをこれからも模索していきたいです。