アメリカ発の12歳以下の子供向けの電子書籍ライブラリー『Epic!』。
実は、アメリカの学校で大活躍中のサービスなんです。
この記事では、子供向け電子書籍ライブラリー『Epic!』について、主に4つの点を中心に解説していきます。
『Epic!』とは…
- どんなサービスなのか
- アメリカの小学校でどのように活用されているのか
- 個人でも使えるのか
- 良い点、気になる点など
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英語の絵本などが読み放題の電子書籍ライブラリー『Epic!』とは
『Epic!』は、アメリカ発の12歳以下の子供向けの電子書籍ライブラリー。
約40,000 の本とビデオが読み放題、見放題のサービスです。
公式サイトによると、5000万人の子供たちがクラスやアフタースクールでEpicを利用しています。
『Epic!』で読むことが出来る本は、こんな感じ。
- 絵本
- チャプターブック(※)
- オーディオブック
- 読み聞かせ機能つきの本
- コミックブック
- スペイン語やフランス語などバイリンガル向けの本
パソコン、スマホ、タブレットからの利用が可能です。
Epic for KidsのYouTubeより
ちなみに
我が家の子供は、日本語の本はAmazonキッズプラスを使って読書をすることが多いです。
※Amazonキッズプラスは、図鑑や学習漫画、こども文庫などが読み放題の3-12歳向けの本などの読み放題サービスです。
一部英語の本もあります。
\1か月の無料体験期間あり/
アメリカの教育現場における『Epic School』
パンデミック中の2020年に、「Epic!」は学校の先生などEducator向け無料サービス「Epic School」を開始しました。
クラスの担任教師が「Epic School」にサインアップすれば、そのクラスの生徒全員が2020-2021のスクールイヤーの間、Epicを無料で利用できるようになるというものです。
我が家の場合、2020年の3月にオンライン授業が開始した直後に、初めて先生からEpic!のアカウントを頂きました。
Epic Schoolは、教師側で生徒のReadling logが確認できたり、
教師から生徒へお薦めの本や課題本を送ることができます。
生徒は本を読み終わるとバッジやポイントが貰え、ポイントに応じてレベルアップしていきます。
利用可能時間は平日の7:00amから4:00pmまでの間。
コロナ禍で図書館へ本を借りいくことも頻繁にできなかったなか、英語のReadingを続けられたのは、Epicのお陰でした!
現在(2022-2023のスクールイヤー)も、Epic Schoolは継続しています。
現地校4thの子供によると…
調べもの学習の際によくEpic!を使っているよ!先生が「コレ読んでね」って送ってくる本もあるよ。
Epic Schoolにサインアップしている教師数は100万人以上となっているので、アメリカの教育現場でも、とても重宝されているサービスではないでしょうか。
2021年以降は、利用時間が7:00amから3:00pmに変わっています。
個人でも『Epic!』は利用できるの?
個人でも『Epic!』は利用できます。
無料と有料の2つのプランが用意されています。
2つのPLAN
※2023年2月8日時点 | BASIC | UNLIMITED |
---|---|---|
価格 | Free | $9.99 ( ※年間契約をした場合、$6.67/month) |
1日に読むことが出来る本 | 1冊 | 無制限 |
こんな方におススメ | 毎日Readingをする習慣をつけたい方 | 好きなだけお子さんに本を読んで欲しい方 |
Epic Schoolは、夏休みは利用できません。
夏休み前になると、休み中の3か月だけ利用できるプランがあったので、パンデミック中は個人で契約し、夏休みの間も利用していました。
『Epic!』良い点・気になる点
学校、個人でも『Epic!』を利用してみて、良かったと思う点、気になる点をまとめてみました。
良い点
- 理解度テストがある
- 英英辞書が便利
- ノンフィクション系の本も充実
本の内容を理解しているかを確認する簡単なクイズが用意されている本も。
Epic for KidsのYouTubeより
どのくらい子供が内容を把握できるのかを知ることができるので、親がうれしいポイント。
そして子供がよく使っているのが、英英辞書。
発音や意味が分からない単語をクリックすると英英辞書が表示され、発音と意味を教えてくれる神機能!!
ノンフィクション系の本も充実。
学校のソーシャルスタディやサイエンス授業で、Epic!を使っているそう。
ほかにも、こんなところが気に入っています。
- シリーズ作品は最終ページに続きの本へのリンクを表示してくれるところ
- 個々の読解レベルや興味に沿った本を表示してくれるところ
- イースター、母の日などイベントに合わせた本などもオススメしてくれるところ
気になる点
- 子供がビデオを見てしまう
- 読むジャンルが偏ってしまう
コンテンツには、ビデオも。
ついついビデオを見てしまい、Reading に集中できていない時があります。
我が子は表紙で本を選ぶ傾向があり、可愛い動物の赤ちゃんなどの表紙のものをばかり選んでいた結果、オススメの表示が同じ系統の本に偏ってしまいました。
まとめ
現地校に通う子供は、Epic Schoolをとっても活用している模様。
無料で使えるなんて、本当にありがたいサービス!
個人でも使えるので、渡米直後で自宅に英語の書籍は少ない方などは個人で契約しても◎かもです。