子供が通うアメリカの小学校では、毎日Readingの宿題が出されます。
日本では読書といえば、なんとなく漫画はタブーなイメージはありますよね。
けれど、アメリカの学校の先生は、「本じゃなくても、雑誌や新聞、漫画やレシピでも、何でも良いから自分が読みたいものを読んでね」とおっしゃるので…
積極的に漫画も読んでいます。
Readingで漫画を読むメリットは、本に比べて読むハードルが低いことと、内容がイメージしやすいことだと思っています。
この記事は、小学生に読んでもらいたい英語の漫画を難易度別にご紹介していきます。
その他の「英語に関する記事」も覗いてみてくださいね~。
1. Elephant and piggie (難易度★☆☆☆)
では早速、小学生に読んでもらいたい英語漫画を低学年向けのものから順番に4つ紹介していきます。
こちらは漫画というよりかは絵本に近いものですが・・。
アメリカに来た当初から子供が大好きな本の1つです!
Elephant and piggieのグッドポイント
- 短い会話文のみで構成されていて、テンポよく読める
- 読者対象はGrade1-3
コミックのような吹き出しの中に書かれた会話文で構成されており、まるで子供たちの日常会話を聞いているような感覚で読める本です。
文字は大きめ、セリフは1ページに1つ程度で、絵も可愛らしいので、英語に不慣れな頃でもストレスなく手に取れました。
このシリーズは、現地校のESLの先生や担任の先生のお薦めでもあります。
担任の先生がクラス全員にクリスマスプレゼントとして本を1冊ずつプレゼントしてくれたことがあったのですが、その際も Elephant & Piggieシリーズの1冊 でした。
全部で25冊発売されており、ハードカバー、ソフトカバーの両方が刊行されています。
個人的には5冊を1冊に纏めた「An Elephant & Piggie Biggie! 」シリーズがお薦めです!
日本語版も販売されているので、読み比べてもいいかもしれませんね。
英語の読み聞かせなら
英語の読み聞かせをしたい方にはおすすめなのが、Amazonが提供するオーディオブックのストリーミングサービスAudible(オーディブル)。
子供向けの英語本のラインナップも充実しており、ネイティブスピーカーが朗読した絵本や児童書が沢山!
\ 30日間の無料体験期間あり /
無料体験後は月会費1,500円
2. Chi’s Sweet Home 子猫のチー (難易度★★☆☆)
続いては、日本の漫画「Chi’s Sweet Home」。
「こねこのチー」というタイトルでアニメ放送もされていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
何より絵が、とっても可愛いんです!
Chi’s Sweet Homeのグッドポイント
- フルカラーで文字数が少なめで低学年でも読みやすい
- 読者対象は7歳~10歳
「Chi’s Sweet Home」はフルカラーで、セリフも多くないので、低学年の子でも読みやすい漫画です。
英語版を作るのにあたって、ターゲット層に子供を想定しているそうです。
そのため、英語圏の子供たちが混乱しないよう、日本の漫画のように右綴じではなく、一般的な英語の本のように左綴じの形で作られています。
Amazon Primeなどで放映されているので(2022年8月現在)、まずは日本語でアニメを見てから英語の漫画に移行してもよいかもれませんね。
英語の漫画は、全て大文字で書かれている場合が多いです。
大文字だらけだと、見慣れず読みにくいと感じる子も…。
Chi’s Sweet Homeも全て大文字なのですが、文字数が少ないので大文字があまり気にならないのが◎です。
この漫画の作者の本は、他にも沢山英語版が出ており、子供でも読みやすいものばかりです!
どの本も可愛い猫ちゃんの物語ですよ♪
本のサブスクで多読!
図鑑や学習漫画、こども文庫などが読み放題の3-12歳向けの本などの読み放題サービスのAmazonキッズプラスには英語の本や絵本などもあり!
電子書籍でもOK方、沢山読みたい方は、Amazonキッズプラスの加入を検討してみるのも◎。
\1か月の無料体験期間あり/
無料体験期間後はプライム会員は月額480円、一般会員は月額980円で利用可能
3. Dog Man ドッグマン (難易度★★★☆)
我が家の子供が、2th grade、3th gradeの時期によく読んでいた本です。
アメリカの子供たちに大人気の漫画で、現在までに10冊が発売されています。
アメリカのコスコなどで、どーんとセット販売しているのをよく見かけます。
Dog Manのグッドポイント
- 漫画だけれど、大文字・小文字を使った読みやすい文体
- 読者対象は7歳以上
Chi’s Sweet Homeよりも文字数は多めです。
ただ、フルカラーで、大文字・小文字を使った読みやすい文体で書かれているので、読みにくくはないと思います。
日本人の私たちには少し見慣れないタイプの絵柄ですが、子供は面白いらしく、主人公のドタバタ劇が面白いようで、げらげら笑いながら読んでいます。
言い回しなど、馴染みのない英語が使われていたりしますが、子供によると絵でストーリーを追いながら何となく意味がイメージできるそうです。
Dog Man は現在までに 3,000 万部以上が発行され、38 の外国語に翻訳されているそうで、もちろん日本語版もあります。
4. 日本の人気漫画の英語版 (難易度★★★★)
最後は、SPY×FAMILY、One piece、鬼滅の刃など日本の人気漫画の英語版です。
上の3つの漫画と違い、白黒で文字数がぐっと増えます。
また残念ながら、全て大文字で書かれています。
英語、内容的にも、低学年向きではなく、高学年もしくは中学生向きになります。
大文字で書かれていると何故か読みにくく感じますが、子供はそこまで気にならないようです。
日本の人気漫画の英語版の例|Demon Slayer
特に日本でも昨年大ヒットした鬼滅の刃(英語では「Demon slayer」と呼ばれています)。
アメリカでも流行っており、昨年のハロウィンでは鬼滅のコスチュームを着ている現地の子どもたちを見かけました。
我が子も鬼滅にハマった一人です。図書館でDemon slayerの漫画を全巻借りて読んでいました。
現在は、↓の葬送のフリーレンにハマっています。
(番外編)英語で歴史や理科などを学べる子供向けの学習漫画
アメリカの小学校で先生におススメされたのが、Science Comicシリーズ」「History Comicシリーズ」。
こちらの漫画については、↓の記事で詳しく解説しています!
英語学習のために、英語で漫画を読むことのメリット
英語で漫画を読むことのメリットは、本を手に取るハードルが低くなることだと思います。
大人でも英語がぎっしり詰まった本は、「面倒くさい」「難しそう」「長そう」という気持ちになりがちです。
本を開けただけで、閉じたくなりますよね。
子供たちも同様な気持ちになると思います。
Chapter bookや一般的な本よりも、コミック形式になっていると内容も理解しやすいですよね。
また、英語版が発売されている日本の漫画は沢山あります。
好きな漫画の英語版なら、子供たちも手に取りやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、小学生に読んでもらいたい英語の漫画本をご紹介しましたが、気になる本はありましたでしょうか?
英語版が発売されている日本の漫画は沢山あります。
「マイヒーローアカデミア」、「ポケモン」などです。
お子さんが気になる漫画があれば、英語版をお試ししてみてはいかがでしょうか。