日本でも小学3年生で学習が始まる理科。
アメリカの小学3年生は、理科の授業で、どんなことを学んでいるのかご存じですか?
この記事では、アメリカの小学校に通う子どもが3rd gradeで学習した内容を参考に、小学3年生が習う『理科』の内容をアメリカと日本で比較してみました。
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小学3年生が習う『理科』の内容をアメリカと日本で比較してみた
海外子女用に無償配布されている理科の教科書である大日本図書の「たのしい理科3年」を参考に、日本の小学3年生が習う理科の内容を一覧にしてみました。
日本の小3
- しぜんのかんさつ
- 植物の育ち方
- こん虫を育ち方
- ゴムや風の力
- 音のふしぎ
- 動物のすみか
- 地面のようすと太陽
- 太陽の光
- 電気の通り道
- じしゃくのふしぎ
- ものの重さ
続いては、アメリカの3rd gradeの子供が習う理科の内容です。
我が家の子供がアメリカの3年生で学習した内容は大きく分けて3つ。
アメリカの小3
- Life Cycles and Traits (ライフサイクルと特性)
- Weather and climate (天気と気候)
- Bridge structure (橋の構造)
単元でみると、日本のほうが習う項目はアメリカよりもずっと多いですね!
小学3年生が習う『理科』の内容の共通点・異なる点
日本とアメリカの小学3年生が習う『理科』の内容の共通点・異なる点を整理していきましょう。
小学3年生が習う『理科』の内容の共通点
日本とアメリカで共通する項目は、自然観察やライフサイクルを学ぶところ。
日本では、朝顔やトマト、チョウなどを育てながら、ライフサイクルを学びます。
アメリカでは、ニワトリや魚などを育てるほか、遺伝と特性についても学習します。
同じ狼でも、白い分厚い毛の狼、茶色い薄い毛の狼など、親から受け継いだ特性があるなどです。
小学3年生が習う『理科』の内容の異なる点
アメリカの小3では、天気と気候の違いを学んだり、世界の気候帯のほか、異常気象についてや、その原因などを学びます。
また、様々な橋の構造を学ぶことを通じて「力」についても学習しています。
自然観察とライフサイクル以外で、日本の小3の理科の内容と共通するところがありませんね…。
ちなみに
理科は、日米で習う内容が大きく異なってくるので、アメリカ駐在後、帰国子女となる子供たちは大変です💦
日本に帰国したときに授業で困らないように、アメリカ暮らしの我が家は「くもんの理科集中学習」という問題集を使って、家庭で理科を勉強しています。
アメリカの理科の授業の様子は?
子供の通うアメリカの小学校は、STEAM教育に力を入れている学校です。
その為、Social Studies(社会)の授業に比べて、Science(理科)の授業数が多め。
理科の授業では、他の科目と同じく、教科書はありません。
担任の先生によって、使う教材は異なりますが、一つのテーマを深く掘り下げていくのが特徴です。
科目を横断して学習することもあります。
例えば、Readingの時間に文献を読んだり、wrtingやアートと関連付けて授業をしたり。
広く浅くの日本に対し、アメリカでは狭く深く学習していくのが大きな違いですね。
成績については、基本的に課題やプロジェクトベースで成績がつくことになります。
生き物のライフサイクルについて学んだ際は、自分が選んだ生き物のライフサイクルを調べ、紙にまとめて提出するという課題がありました。
4th grade以降は、州の統一テストにScienceが含まれるので、ペーパーテストを受ける機会が増えそうです。
ちなみに
Scienceでは、特定の分野でしか使わない英単語が沢山でてきます。
もちろんネイティブの生徒も初めて知る単語が多いので、先生も噛み砕いて説明してくれますが…
子供によると、言葉を覚えるというより、事前に図解や写真つきの本でイメージで理解しておくと授業についていきやすくなるそうです。
予習・復習には、Brain Quest ワークブックが役立ちますよ♪
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まとめ
この記事では、小学3年生が習う『理科』の内容をアメリカと日本で比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?
理科に関しては、アメリカの小学校では毎年サイエンスフェアが開かれます。
サイエンスフェアに関しての記事もありますので、良かったらチェックしてみてくださいね。