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アメリカの金融教育は小学生から!?超リアルなシチュエーションゲームで学ぶ

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アメリカの金融教育
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日本では最近、金融教育やマネーリテラシーなど、お金に関する授業が学校でも行われるようになりました。

子供の通うアメリカの現地校でも低学年から金融教育が行われています。

シチュエーションゲームなどを取り入れたカリキュラムで「ファイナンシャルリテラシー」を養っているんです。

この記事では、アメリカの小学校の金融教育でどんなことを学んでいるのか、我が子が実際に使った教材を紹介しながら解説しています。

実際にどんなことを学んでるのかシェアするよ~

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アメリカの金融教育はゲームなどを使った授業で低学年からスタート

アメリカの学校に通う我が家の子供は、小学校低学年から金融教育を受けています。

持ち帰ってくるプリントや子供の話を聞く限り、アメリカの金融教育の授業は、ボードゲーム、シュミレーションゲームなどを使った楽しそうな授業が多い様子です。

ゲームで学ぶファイナンシャルリテラシー

低学年の時のカリキュラムは、うる覚えなんですが…。

まず最初に習うのが、「Want(欲しいもの)」と「Need(必要なもの)」。

カードに描かれた物を「Want」と「Need」と分けていくゲームなどを通じて、学びを深めていた気がします。

こんな感じの仕分けゲームをしていました。

「Want」と「Need」を理解しておけば、自分でお金を管理するとなったときに、支出するべきものの優先順位をつけることが出来るようになりますよね。

スーパーに一緒に行ったときに、牛乳は「Need」だけど、チョコのお菓子は「Want」だよね~?なんて言いながら、お買い物をしました。

こんな風に、重要なライフスキルを小学校低学年から徐々に身に着けていくことが、将来の経済的成功に不可欠なのかもしれません。

算数と一緒に学ぶファイナンシャルリテラシー

我が子の学校では、キンダーから12th Grade向けにELAとMATHのオンラインプログラム「Freckle」を利用しています。

Freckle」のMathプログラムは、ファイナンシャル・リテラシーのスキルも同時に身につけることができるように設計されていて、金融と算数を絡めた問題も結構出題されます。

例えば、こんな感じの問題です。

ジョンは、今週月曜と水曜に時給10ドルで3時間ずつ働いた。稼いだお金の半分を銀行に預けたら、ジョンの手元にはいくら残るでしょう。

お給料を稼ぐ、銀行口座にお金を溜める、実際に大人になったときに起こり得るシチュエーションのような問題が出題されるんです。

リアルなシミュレーションで学んだ知識は、日常生活に応用することができそうです。

ちなみに…

日本語では、「学校では教えてくれない大切なこと3お金のこと」でお金のことを家庭で学習しました。

フルカラーの漫画で、漢字にはルビがあり、低学年の子も楽しく読める1冊です。

編集:旺文社
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アメリカの小学3年生が受けた金融教育

ここからは、アメリカの小学生がどんな金融教育を受けているのか、具体的な事例を紹介していきます。

アメリカの小学3年生のときに我が子が習った内容をまとめてみました。

・お金には4つの選択肢があること
 「Earn(稼ぐ)」「Save(貯める)」「Spend(使う)」「Donate(寄付する)」を学習

・貯蓄に関すること
 「deposit(預金)」「withdraw(引き出し)」など、貯金に関する用語を学習

用語を学習→シチュエーションゲームを使って実践していくことが多いようです。

実際に、授業で使ったプリントがこちら。

家計簿をつける練習プリント。
家計簿を実際につけてみた様子

Money Tracker(家計簿)をつけていますね。

小切手の書き方を学んでいます。私も勉強になりました。
小切手の書き方

また、お金の貯め方、小切手の書き方なども習っています。

ちなみに

アメリカの小学3年生が習うソーシャルスタディ、算数について、別記事で解説しています。

アメリカの小学4年生が受けた金融教育

アメリカの小学4年生では、2つのことを学びました。

・経営について

・サプライチェーンについて

まずは、「経営」についてです。

先ほどの事例と同じく「customers」、「profit」、「loss」など用語学習→シチュエーションゲームの流れで学習を進めます。

「customers」、「profit」、「loss」などの定義が並んだ紙。
授業で使った教材

この授業のシチュエーションゲームは、ホットドッグスタンドを経営するゲーム

学校には、ルーレットなどのゲームキットがあり、ルーレットで出た金額を書き込みながら、実際に収入と支出を計算したそうです。

ホットドッグスタンドの経営シュミレーションシート。
ホットドッグスタンドの経営シュミレーション

ホットドッグのビジネスにはどんなリスクがあるのか、広告を出すメリットなどまで踏み込んで考えたようです。

経営者のお仕事が学べますね。

サプライチェーンを学習できるブック。
サプライチェーンのアクティビティブック

また、4年生では「サプライチェーンの仕組み」についても学習しました。

その際にグローバルサプライチェーンを理解するために行われたシチュエーションゲームはこんな感じだったそう。

各国から材料を集めて、パソコンを作ります。
日本はマウスを作って輸出しています。
だけど、地震がおきて、工場の稼働が1週間ストップしました。

上のようなシチュエーションに対して、次のことをグループで考えたそうです。

  • どんな問題がおこる?
  • どういう対応をすればよいの?
  • このようなリスクを回避するにはどうしたらいい?

日本人としては、リアルすぎるシチュエーションですね。

ちなみに

学校外では、Stock Market Gameに参加する機会もありました。

株式投資について学びましたが、事前に「学校では教えてくれない大切なこと 33 お金が動かす世界」で学習したことが役に立ったようです。

Junior Achievement USAの金融教育プログラム


参照:https://jausa.ja.org/

我が子が通うアメリカの小学校では、Junior Achievement USAが開発したゲームベースのカリキュラムを通じて、金融教育を受けています。

写真でご紹介したプリントは、全てJunior Achievement USAが提供しているものなんです!

Junior Achievement USAのロゴが入ったプリント。
黄色の丸で囲んだところがJunior Achievement USAのロゴ

Junior Achievement USAは、経済教育に関する様々なプログラムを提供しているアメリカの非営利団体なんですが、実は名だたる企業が、この団体を支援しています。

参照:https://jausa.ja.org/donor/our-supporters

他にも、スタバやTOYOTA、UPSなどの名前もありました。

100万ドル以上(約1億3千万円くらい)の寄付をしている企業が、こんなに沢山!

Junior Achievement USAでは、主に3つの分野のプログラムを作っています。

提供しているプログラム

  • Financial literacy (金融リテラシー)
  • Work and career readiness (キャリア教育)
  • Entrepreneurship (アントレプレナーシップ)

どんなプログラムか知りたい方は、JA PROGRAMSを覗いてみてくださいね。

日本にもジュニア・アチーブメント日本本部があり、毎年60,000人以上の子どもたちに日本語のプログラムの提供を行っているそうです。

参照:私たちについて | ジュニア・アチーブメント 日本

まとめ

この記事では、アメリカの金融教育についてまとめてみました。

お金に関する正しい知識を身に着けられることが、子供たちがグローバル経済で成功できる人材となることに繋がりますよね。

今後も子供がどんな金融教育を受けているかアップデートを続けられたらと思っています。

シェアして頂けると嬉しいです♪
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この記事を書いた人

アメくまのアバター アメくま 管理人

2018年から小学生とアメリカ西海岸で暮らしてます。
これまでに知ったこと、学んだことなどを活かして、アメリカでの教育や暮らしに役立つ情報を発信中です。
お仕事の依頼・ご質問は「お問合せ」まで。

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