アメリカで家探しをしている皆さん、「一軒家」と「アパートメント」、どちらに住むべきか迷っていませんか?
お子さんと一緒にアメリカに赴任する方やアメリカ国内で引越しを検討されている方が、家探しで悩むポイントの1つが「家のタイプ」。
我が家は、アメリカ赴任直後は「アパートメント」、現在は「一軒家」に住んでいます。
そこで今回は、子育て中のママ目線でアメリカの「一軒家」と「アパートメント」の特徴をまとめていきます。
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アメリカの一軒家の特徴とは?
日本でも「一軒家vsマンション」などで議論になったりしますよね。
アメリカの場合、「アパートメント」が日本でいうマンションにあたります。
まずは自分の家族が快適に暮らせるのはどちらなのか決めるために、「一軒家」と「アパートメント」のそれぞれの特徴を押さえていきましょう。
では早速、一軒家に向いているのはどんな家族なのか、また一軒家に住むデメリットには何があるのかをまとめていきます。
アメリカの一軒家の特徴① 良い点
騒音を気にしなくて良い
子供たちの声や足音などの騒音を気にしなくても良いのが、一軒家に住む最大のメリットです。
お友達が沢山遊びに来ても大丈夫ですし、ピアノなどの楽器を演奏する場合も、一軒家のほうが音を気にすることなく練習できますね。
一軒家に暮らし始めてからは、足音などを気にせず、子供に家中を元気よく走り回ってもらえるようになりました。
ガレージがある
基本的に一軒家にはガレージがある場合が多いです。
ガレージ内に車を停めることもできますし、アウトドアなどが好きな方は収納などの観点からガレージがあると助かりますね。
食料品などの買いだし後なども、ガレージに停めた車のなかから、直接荷物を運びこめるのが便利です。
どうしても買い物量が多くなってしまいがちな子育て世帯にガレージは強い味方です。
またアメリカの家には、玄関に靴を脱ぐスペースがないので、ガレージがあると、靴なども置いておけるので玄関が散らかりません。
ほかにも、ガレージに車を停めることが出来れば、車上荒らしや盗難の心配も少なくなるというメリットがあります。
アパート時代は自転車やキックボードなどの置き場所に困っていたのですが、ガレージにおいておけるので便利です!
ちなみに、ガレージが借りられるアパートメントもありますよ♪
庭がある
一軒家には庭付きのところが多めです。
ガーデニングを楽しみたい方や、子供を庭で遊ばせたい方には一軒家がおすすめです。
真夏はプールなどで水遊びもすることができますし、バーベキューを楽しんだりできますよ。
私は周りの視線を気にせず自由に遊ばせてあげられるのが◎です。
部屋数が多い
3ベッドルーム以上の部屋数を希望している方は一軒家の方がよいでしょう。アパートメントだと3ベッドルーム以上の間取りのお部屋は少なめです。
子供部屋や仕事部屋などを考慮して、必要な部屋数を考えましょう。
アメリカの一軒家の特徴② 気になる点
ゴミの回収日が限定されている
一軒家は、基本的にゴミの収集日が決まっており、週1回のごみ収集日にゴミ箱を家の前に置いておくと、ゴミ収集車がごみを回収してくれるところが多いです。
ゴミ箱を出し忘れると、翌週まで持ち越しになります…。
生ごみをすぐに処分したい方、オムツなどのごみが頻繁に出る方などは少し不便かもしれません。
旅行などに出る際も、ゴミ収集の日とかぶることがあり、ゴミが出せないこともあります。
セキュリティ
一軒家は、窓や出入り口などが多いです。
どうしても、セキュリティ面で不安を感じる方も多いかもしれません。
特に旦那様が出張が多いなどのご家庭は心配ですよね。
セキュリティ会社との契約やスマートインターフォンなどの導入を検討するのが良いです。
オーナーの対応はまちまち
備付けの家電の調子が悪いなどの家の不具合があった場合、オーナーもしくは不動産管理会社と連絡を取らなければなりません。
近所にオーナーが住んでいない限り、直接のやりとりができないので、メールや電話での対応になります。
オーナーにも、すぐに対応してくれる方とそうでない方がいます。
どんなオーナーかは運次第な部分はあります。
HOA
HOAとは Homeowner Associationの略です。
日本のマンションの管理組合に近いものがあり、住んでいるコミュニティの共用施設の維持管理、景観整備等のためにある組合です。
借りた家にHOAがある場合、HOA独自のルールなどがある場合があります。
例えば、我が家のコミュニティでは、ゴミ箱を他の人の目につくところに置きっぱなしにしてはいけないなどのルールです。
アメリカのアパートメントの特徴
続いては、アメリカのアパートメントの特徴をまとめていきましょう。
アメリカのアパートメントの特徴① 良い点
いつでもゴミが出せる
大抵のアパートメントは、ゴミ箱が常設されているところが多いので、いつでもゴミが捨てられます。
夏の間は、生ごみやオムツなどの匂いが気になりがちですが、いつでも捨てられるので心配無用です。
リサイクルゴミ箱も設置されていたし、大型ごみの回収もあったので、不要品の処分が楽でした。
常駐スタッフがいる
アパートの管理会社にもよりますが、基本的にLeasing office オフィス(アパートを見学したり、入居案内などをするオフィス)に常駐スタッフがいることが多いです。
備付けの家電などが故障したとき、何かトラブルがあった際などにすぐに対応してもらえたり、困りごとがあれば相談出来る環境はグッドポイントですね。
またアパートメントの出入り口がオートロックシステムの場合もあるので、セキュリティ面でも少し安心ですね。
ネットで注文していた荷物が誤配されてアパート内で行方不明になったことがありますが、迅速に対応してくれました。
プールやプレイグランド、ジムなどが併設
共用のプールやプレイグラウンド、ジムなどがあるところが多いです。
またアパートメントにもよりますが、バーベキューグリルのほか、ちょっとしたパーティーが出来るゲストルームなども完備されています。
アパートメント内の交流イベントなども行われるので、同じ年代に子供を持つ現地の方と知り合うキッカケになりました。
アメリカのアパートメントの特徴② 気になる点
騒音問題
アパートメントで一番気になる点は騒音です。
子供たちや自分自身の足音や声の大きさなどに配慮が必要になってきます。
子供がドタバタ走り回っていると、どうしても「走らないで!」となりがちでした。
洗濯機や乾燥機、掃除機などをかける時間帯も気になりました。
いっそのこと、アパートメントの1階に住んでしまうという手もあります。
そうすると、今度は上の方の生活音が気になるなど悩みはつきません。
近隣のお部屋の騒音が酷い場合などLeasing オフィスに伝えれば、何らかの対応をしてくれる場合もあります。
買い物の荷物を部屋まで運び込むのが大変
買いものから帰宅後、駐車場からアパートの部屋まで、荷物を運びこむのが大変でした。
荷物が多い場合、何度も往復する羽目になります。
特に、上の画像のようなエレベーター無しの3階建てアパートメントなどの場合は、要注意です。
我が家も、エレベーター無しのアパートメントの2階に住んでいましたが、コスコなどで買い物後の荷物を子供を連れて運び込むのは本当に大変でした。
宅配物などの荷物が紛失しやすい
子育て中は、買い物も行きづらく、ネットショッピングに頼りがちですよね。
アパートメントの管理状況によりますが、部屋数が多いところだと、荷物の誤配・紛失が多い可能性があります。
我が家もアパートメントに住んでいた頃は、荷物の紛失、Uber Eatsなどの誤配を何度か経験しました。
部屋数が少ない
アパートメントは、荷物が少ない方、部屋数は多くなくても良い方向きです。
というのも、3ベッドルーム以上の部屋があるところが少ないからです。
3つ以上のお部屋が必要な物件が方は一軒家をおススメします。
基本的にアパートメントはフラットタイプが多いので、冷暖房の効きがよかったり、お掃除がしやすいというメリットがあります。
ママ目線では、アパート時代はコンパクトな間取りでお掃除しやすいのが好きでした。
火災報知器がよく鳴る
火災報知器がなると、消防署が原因を特定するまで解除されないので、長い間鳴り続けることになります。
誤報もありますし、動作確認などで1日中火災報知器が鳴るといったケースも!
かなり大きな音が鳴るので、赤ちゃんや小さな子供さんは怖がってしまうかもしれません。
アメリカの一軒家とアパートメントの特徴の違いを比較して
ここでは、アメリカの一軒家とアパートメントの特徴のまとめとして、一軒家とアパートメントを騒音・設備・管理・セキュリティ・間取りの観点からの比較してみました。
一軒家 | アパートメント | |
---|---|---|
騒音 | 気にならない | 配慮が必要 |
設備 | ガレージや庭がある | プールやジムなどがある |
管理 | オーナー次第 | 常駐スタッフがいる |
セキュリティ | セキュリティ対策が必要 | オートロック・常駐スタッフなど |
間取り | 3ベッドルーム以上の物件も豊富 | 3ベッドルーム以上の部屋が少ない |
その他 | ゴミの回収日が限定されている コミュニティ独自のルールがある場合も 芝生の手入れが大変 | いつでもゴミが出せる 荷物が紛失しやすい 火災報知器が鳴りやすい |
このように比較してみると、騒音とセキュリティ、間取りが大きな検討ポイントかもしれませんね。
まとめ
この記事では、子育て中のママ目線でアメリカの「一軒家」と「アパートメント」の特徴の違いをまとめてきました。
我が家は今のところ、一軒家に落ち着いていますが、アパートメントも捨てがたい魅力があります。
どちらもメリット・デメリットがありますし、家族構成、生活スタイルなどによって最適な家のタイプは各家庭によって異なります。
家族が快適に暮らせる家が見つかりますように。