『ジュニアレンジャー』プログラムって、知ってますか?
アメリカの国立公園で子供を対象に行われているプログラムで、わが子が大好きなアクティビティです!
今回は、『ジュニアレンジャー』プログラムは、どんなプログラムなのか、ジュニアレンジャーになる方法、プログラムに参加するなら注意したいことをまとめています。
アメリカの国立公園のジュニアレンジャーって?
『ジュニアレンジャープログラム』は、簡単にまとめると…
アメリカ国立公園局(National Park Service, NPS)が提供している子供向けプログラム。
Junior Ranger Activity Book(ジュニアレンジャーアクティビティブック)という冊子を通じて、子供たちは自然や環境保護について学習し、参加した子供たちはジュニアレンジャーバッチが貰えるというものです。
国立公園ごとにアクティビティブックの内容は異なり、それぞれの国立公園について学べるようになっており、ほぼ全てのアメリカの国立公園で行われているプログラムです。
ですが…、なんと国立公園以外にもジュニアレンジャープログラムを実施しているところが!
アメリカ国立公園局が管理管轄しているhistoric monuments(史跡)やnational monuments(国定公園)などでも実施しているところがあるので要チェックです!
ジュニアレンジャーになることで学べることは?
ジュニアレンジャーアクティビティブックでは、以下の2つのことが学べる冊子になっています。
- 国立公園の自然の成り立ちや住んでいる生き物などについて
- 国立公園を保護していくために出来ること
①自然の成り立ちや住んでいる生き物などが学べる
上の写真はブライスキャニオン国立公園のアクティビティブック。
公園内に住む動物についてや、ブライスキャニオンの有名な「Hoodoo」の地形がどうしてできたのかが学べるブックになっています。
アクティビティブックは、各国立公園によって内容や量は異なりますが、どこのブックも10~20ページくらいはあり、内容もとても充実したものになっています。
親も知らないことだらけなので、とっても勉強になりますよ~!
もっと国立公園について学ぶなら…
なぜ国立公園という制度が生まれたのか、どういう歴史を辿ってきたのかが漫画で学べる1冊です!
お馴染みの地球の歩き方も情報収集の強い味方に!
②国立公園を保護していくために出来ること
“Explore, Learn, and Protect”というスローガンを掲げる『ジュニアレンジャープログラム』。
アクティビティブックを通して、国立公園の環境保護についても学べる内容になっています。
国立公園への旅は、長いドライブ旅になりがち。
我が家は子供の車中の暇つぶしに、AmazonキッズプラスとAudible(オーディブル)を使ってます!
アメリカの国立公園のジュニアレンジャーになる方法は?
ここからは、ジュニアレンジャーになる方法を解説していきます。
ビジターセンターで配布していますが、大きな国立公園などでは、入場ゲートや売店などでもでJunior Ranger Activity Bookを配布している場合があります。
年齢に応じて、完成させなければならないページ数が変わってきます。
左上の画像はグランドキャニオンのブックですが、4~7歳の場合、Ravenの絵が描かれたページに取り組むことになります。
年齢が高いほど、多くのアクティビティをこなさなければなりません。
アクティビティの中には、ビジターセンターの展示をみたり、20分程度の映画を見たりしなければいけないものも。時間がない場合などは、レンジャーに相談すると、代替案などを提案してくれますよ。
アクティビティブックが完成したら、再びビジターセンターに行き、パークレンジャーにActivity Bookを確認してもらいます。
「どんな動物に出会った?」、「〇〇は、どんな匂いがした?」など、パークレンジャーに色々質問され、Activity Bookの確認が終わったら、ジュニアパークレンジャー証明書にサインが貰えます!
パークレンジャーと一緒に右手を挙げて宣誓します。
アクティビティブックに書かれた決まった文言をいうレンジャーもいたり、パークレンジャーが作ったオリジナルな文言の場合も!
ジュニアレンジャーのバッチが貰えます。
以前はプラスチックのバッチでしたが、最近のバッチは、木材のバッチが主流のようです。
ジュニアレンジャープログラムに参加するときに注意したいこと
ジュニアレンジャープログラムに参加したい場合は、以下の2つのことに注意しましょう。
①筆記用具や色鉛筆を必ず持っていこう!
アクティビティブックをするには、当たり前ですが筆記用具が必要です。
ブックによっては、絵を描く、色を塗るなどのアクティビティがある場合があります。
色鉛筆、もしくはカラーペンなどを持参すると◎です。
②アクティビティブックは、完成させるのに時間がかかる
アクティビティを完成させるのは意外に時間がかかります。
ジュニアレンジャープログラムに参加するときは、早めにアクティビティブックをゲットしましょう。
滞在時間が短めの予定だったり、英語が心配な場合は、事前にアクティビティブックをダウンロードできる場合もあるので、印刷して持参し行く方法も。
各国立公園のHPにダウンロードできるページがあるか確認してみてくださいね。
ジュニアレンジャーになるのに費用はいるの?
基本的に、『ジュニアレンジャープログラム』は無料です。
ただし、イエローストーンなど一部の国立公園では有料なので、事前に各国立公園のHPで確認することをおすすめします!
まとめ:国立公園にいくならジュニアレンジャープログラムを絶対やろう!
子供が国立公園を訪れるだけでなく、沢山のことを学べるきっかけになるので『ジュニアレンジャープログラム』。
国立公園にいくなら絶対にやりたいアクティビティです!
貰ったバッチは、ジュニアレンジャーの壁掛けなどが販売されているので、それにつけて保存しています!