アメリカでも日本でも、体育の授業といえば「子供が好きな授業」のうちの1つですよね。
この記事では、アメリカの体育の授業では何をしているのか、どこで行っているのか、どんな服装で行けばいいのかなどをまとめてみました。
このブログではお馴染みになってきた現地校に通う9歳の子供にも詳しく話を聞いてみました。
アメリカの体育の授業は何をするの?
英語で体育のことをPhysical Education、略してP.E.(ピー・イー)と呼びます。GYM(ジム)と呼ぶ場合もあります。
アメリカ現地校にはP.E.専任の先生がおり、小学校全学年分の体育の授業を受け持っていらっしゃいます。
子供はP.E.の先生のことをGym Teacherと呼んでますよ~。
では、体育の授業で何をしているのか早速チェックしていきましょう!
アメリカの小学校の体育の授業で行っていること
アメリカ現地校の4th Gradeの子供に体育で何をしているのかインタビューしてみました。地域や学区によって、授業の内容は異なりますので、あくまで参考としてお読みくださいね。
- 体育の授業って何してるの?
こぐま月ごとに決まってるスポーツをやるよ。
- どんなスポーツをするの?
こぐまバレーボール、ドッジボール、ベースボール、サッカー、ボーリング、カップスタッキング、バドミントン、バスケットボール!
- なるほど、ルールとかを教えてもらうの?
こぐまルールは簡単に教えてくれるよ!
サッカーだと、ドリブルやパスの練習をしたり、バスケだとボールの投げ方やシュートの練習をしたりするよ。
先生がチーム分けして、ゲーム(試合)もしたりするよ。- ちなみに、準備体操とか整列とかするの?
こぐま準備体操はあるよ。体育館を2周くらいジョギングするよ。そのあと、ステップアップ(踏み台昇降みたいな動き)やストレッチを皆でしてからスポーツをやるんだよ。
- 体育の授業はどこでするの?
こぐまいっつも体育館だよ!外で授業があったことは1回もないよ!
- 休憩時間ってあるの?
こぐま休憩時間はないよ。疲れたり、水を飲みたかったら、先生に言って、許可をもらうんだ!
あくまで、我が子の現地校の場合ですが…
体育のときは、水筒を授業に持っていくとのことです。
授業中に喉が渇いた場合は、先生に自己申告して、各自で水分補給するそうです。皆で一斉に水を飲むという時間はないことに驚きました。
アメリカの小学校の体育の授業の授業時間や回数は?
アメリカの小学校の体育の授業の授業時間や回数はどうなっているのでしょう?
お住まいの地域や学区によって異なりますが、決まっている所が多いようです。
例えばカリフォルニア州では、1年生から6年生までの生徒には10 日間で合計時間 200 分以上の体育指導を行わなけれなばりません。
お隣のオレゴン州では週120分の体育を実施しなければならないそうです。
子供の現地校の場合、1週間に1~2回体育の授業があり、1回の授業は約40分くらいです。
アメリカの体育の授業はどんな服装で行くべき?
日本では体育の授業のときは学校指定の運動服で行いますが、アメリカでは普段着のまま体育の授業に参加します。
ただし体育の日は、「運動しやすい服」で来るように推奨されます。
Tシャツ+ズボン(レギンス)の組み合わせを見かけることが多いです。
靴にも注意が必要です。体育の日は、運動がしやすいスニーカーでの登校が推奨されています。
各学校によって方針は異なると思いますが、我が子の現地校では、怪我防止の為、体育はスニーカーでの参加を義務付けられています。
また低学年の生徒は、マジックテープタイプの靴で体育をします。
紐靴の場合、紐を上手く結べなかったり、紐が外れたまま走ったりして怪我をするのを防ぐためだそうです。
雨や冬の寒い日に長靴やブーツで登校した場合や運動しにくい靴を履いてきてしまった場合は、体育の先生が貸してくれる靴に履き替えるそうです。
色んなサイズの靴が置いてある靴箱が体育館にあるよ~!
アメリカの小学生の服装に関するルールなどをまとめた記事も書いています。良かったらチェックしてみてくださいね。
日本とアメリカの体育の授業の違い
日本の小学校とアメリカの小学校の体育の授業の違うところは幾つかありますが、大きな違いは次の3つではないでしょうか?
- 鉄棒、とびばこ、マット運動をしないこと
- プールの授業がないこと
- 運動会がないこと
日本に帰国する友人が、「うちの子は逆上がりができないし、跳び箱を飛んだことがない。日本の体育の授業にちついていけるかな?」と心配されていたことがあります。
確かに、日本では体育の授業で逆上がりやマット運動、水泳などを習いますよね。
本帰国したときにお子さんが困らないように、アメリカでの習い事に水泳教室や体操教室を選ぶ方が多いのもうなずけますね。
まとめ
今回、アメリカの学校の体育の授業の様子を知る為に子供にインタビューするまで、体育の授業で具体的に何をしているのかを知りませんでした。
個人的に驚いたのが、休憩や水分補給が自己申告ということです。主体性を大事にするアメリカならではのやり方だなぁと感じました。