子供が通うアメリカの小学校では、学期末に1年間使った学用品を全て持ち帰ってきます。
その中にノートもあるのですが、中を覗いてみると、いろいろ面白い発見が!
そこで、今回の記事では、4th Gradeの子供にも話を聞きながら、アメリカの小学生のノートの取り方について書いていきたいと思います。
キンダーから4th Gradeまでの実際のノートの様子も紹介します!
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アメリカのノートの取り方は?日本の小学生と違う?
アメリカの小学生のノートの取り方は、日本と違うところが沢山!
簡単にまとめてみると、こんな感じ。
- ノート自体あまりとらない
- きれいに書くことにはこだわらない
ノート自体あまりとらない
プリントやデジタル教材を利用することが多く、そもそも、ノートを取らないのが一番の違いかなと感じています。
子供にも話を聞いてみると…、
あんまりノートは使わないよ!MathとWrtingの時間に一番使うかなぁ。
実際に学期末に持って帰ってくるノートは最後まで使われているどころか、半分も使ってないことが殆ど。
毎年、新学期に新しいノートを5~6冊(学年によって違う)持っていくのですが、低学年のうちは、学期末に未使用のまま戻ってくるノートもありました。
きれいに書くことにはこだわらない
ノートの取り方について、「現地校と日本語補習校と何か違う?」と子供に尋ねてみると、こんな答えが。
現地校では、きれいに書いてねと言われたことがないよ~。
確かに、現地校のノートより、日本語補習校のノートの字のほうが格段に綺麗です(笑)。
下敷きも使わないし、色付き鉛筆やペンも使わないのでシンプルな感じなんですが…、
実際にどんな取り方をしてるのか、子供のノートを紹介していきます。
アメリカの小学校のノートの取り方 ~実際のノートをご紹介~
アメリカの小学校のノートの取り方は、学年、先生の方針によって全然違います。
まずは、キンダーのノートからみていきましょう!
キンダーのノートの取り方
キンダーではノートはあったものの、殆ど使っていません。
先生からのプリントを中心に学習が進んだ印象です。
我が家に残っている唯一のノートがこちら↓。
1ページに1文が書かれているような大胆な使い方だったので、このノートについて子供に話を聞いてみました。
Wrtingのノートだよ。先生がホワイトボードに「I do not like_____ .」という文を書いて、____のところに自分で好きな単語を入れていくんだよ。
他には、「I like cat.」、「I love mom because __________.」のような文が書かれていたんですが…
このノートも全然使い切っておらず、半分以上のページが未使用でした。
3rd Gradeのノートの取り方
3rd Gradでは、MathとELAのノートのほかにも、ScienceやSocial Studiesのノートがありました。
Mathのノートは、グリッド(いわゆる方眼)のノートを使いました。
Mathのノートは、他のノートより沢山使っていたので、この時のノートの使い方を子供に尋ねてみました。
先生がホワイトボードに問題を出して、ノートに書いて解いていくんだ。
なるほど!だから、使った量が多かったんですね。
続いては、社会のノート。普通の線のノートを使いました。
なんだか、キンダーと比べると、ノートの使い方が一気に大人っぽくなりましたね(笑)。
右上にノートを取った日まで、書かれていますし、文字が詰まっています。
でも、どのノートも3分の1くらいの量しか使っていません。
4th Gradeのノートの取り方
4th Gradeでは、Math、Reading、Wrting、Contents(理科と社会用)の4つのノートを使いました。
ノートの取り方が、さらに進化していて…、
最初のページに目次コーナー(Table of Contents)が!
新たにノートテイクをするたびに、目次に項目を書き足していくんだとか。
それぞれのページの下の部分にページ番号を書いてあるので、あとで見返したいときに便利です。
このノートについても話を聞いてみると、
忘れたときにノートでチェックできるように、自分だけのBOOKをつくるんだよと言われたよ。
確かに先ほどのMathのノートも、割算の解き方が参考書のようにまとめられてますね。
子供の話を聞いていると、4th Gradeでは、イラストや図を使って情報を整理する練習をしているんだなぁと感じました。
まとめ:アメリカのノートの取り方、今後もアップデートします!
この記事では、アメリカの小学生のノートの取り方をまとめてみました。
日本のAmazonで、「小学生 ノートの取り方」と沢山の本が出版されていました(気になる方はこちらから)。
ノートの取り方が気になっている方が結構多いということですよね。
ですので、5th Grade以降のノートもアップデートしていきたいと思います。
キンダーの頃からのノートを見返してみると、子供の成長が感じられて、なんだか感動してしまいました。