アメリカ現地校の小4が学ぶ「算数」をまとめてみた
2022-2023年のスクールイヤーもおしまい。
今年も我が家の子供が習ってきたことをもとに、アメリカの4th grade (小学4年生)で習う算数のカリキュラムについてまとめてみました。
州や地域によってカリキュラムに違いがあります。我が子の場合をまとめています。
大きく分けてみるとこんな感じ。
- Multiplication / Division 掛け算と割り算
- Fraction / Decimals 分数と少数
- Area / Perimeter 面積と周囲
- Geometry 図形
- Measurement / Data 測定とデータ
子供が実際に授業で取り組んだ算数問題もご紹介します。
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①アメリカ現地校の小4が学ぶ「掛け算」と「割り算」
まずは、Multiplication (掛け算)と Division (割り算)です。
3rd gradeでは2桁×1桁の掛け算まで習いましたが、4th gradeで更に桁の多い掛け算を学習。
3rd gradeで学習したMethod(グリッドメソッド)に加え、Standard Algorithms(筆算)も学びました。
また更に学習したのは、doubling halving multiplication strategy(半分と2倍のストラテジー)。
この方法は、私も知らなかったです!2桁×2桁が暗算で出来そうです!
こちらの動画で詳しく解説されているので、チェックしてみてくださいね。
大人の数トレチャンネルより
2桁×1桁まで3rd gradeで習得した割り算。
4th gradeでは、答えに余りのある割り算(Division with remainders)、4桁÷1桁のような長めの割り算(long division)を学習しました。
また、この単元では、Prime Number(素数)と Composite Number(合成数)の学習も!
こんなに早く素数を習うの!?と驚いたのですが、最近は日本でも小5で習うそう。
素数ソングなどを通じて、理解を深めていました。
②アメリカ現地校の小4が学ぶ「分数」と「少数」
4th gradeの算数で、時間をかけて取り組んでいたのが、このFraction(分数)とDecimal(少数)の単元です。
分数と少数の関係性を図解などで用いて、学んでいきます。
日本では5年生で習う単元のようです。
また、3rd gradedでは分数同士の大きさの比較は学びましたが、4th gradeでは分母が違う分数の大きさの比較を学習。
この単元は苦手な子が多いようで、じっくりと時間をかけて取り組んでいました。
理解度レベルに応じて、グループごとに違う課題を与えられていました。
③アメリカ現地校の小4が学ぶ「面積」と「周囲」
3rd gradeでも学習した面積と周囲を復習しつつ、4th gradeでは、さらに複雑な問題に取り組みました。
より複雑な形の面積を求めたり、与えられるヒントが少ない問題に挑戦していました。
④アメリカ現地校の小4が学ぶ「図形」
4th gradeのGeometr(図形)の単元は、Angle(角度)を中心に学習しました。
3rd gradeで習ったRight angle(直角)、acute angle(鋭角)、obtuse angle(鈍角)の復習から始まり、分度器を使った学習のほか、写真のような問題にも取り組んでいました。
角度の名称や図形の名前などを忘れてしまうと解けない問題もあるので、以下のような図鑑を使って、予習しておくと子供の理解もスムーズです。
英語で算数を学ぶなら持っておきたい1冊
⑤アメリカ現地校の小4が学ぶ「測定とデータ」
「測定とデータ」に関する単元は、長さや重さの単位のほか、時間の経過や体積について学習しました。
下のようなオンスやポンドなどの重さの単位の問題は、親の私も勉強になります。
あまり時間をかけず、さらっと終わった単元でした。
4th gradeの予習、復習をするなら
まとめ
この記事では、アメリカの小4で習う算数のポイントをまとめてみました。
5年生になると、割合なども入ってくるので、ますます算数が難しくなってきそうです。
他にも、アメリカの小学校の学習内容について書いた記事があります。良かったら、下記の記事もチェックしてみてくださいね。