皆さん、フェルミ推定はご存じでしょうか?
この記事ではフェルミ推定が学べる小学生向けの10歳からのおもしろ!フェルミ推定の紹介のほか、子供と実践してみた例題や印刷できるワークシートをシェアしていきます。
フェルミ推定が学べる小学生向けの本はどれ?
フェルミ推定(英語ではFermi estimate)を学べる小学生向けの本は、くもん出版が出している10歳からのおもしろ!フェルミ推定。
我が子がドハマりした本です!
この本では、フェルミ推定は以下のようなものと考えられています。
「フェルミ推定」とは、誰も答えを知らない「正解のない問題」を考える方法です。使ってよいのは紙とペン、そして自分の持っている知識だけ。論理的に考え、計算し、ざっくりとした答え(数値)を出す、ゲームのようなものです。
引用元:『10歳からのおもしろ!フェルミ推定』刊行 | KUMONメディアルーム
「正解のない問題」はどんな問題かイメージしづらいですよね。
例えば、10歳からのおもしろ!フェルミ推定で掲載されている問題は、下の画像のような感じ。
とてもスケールの大きな問題に対し、ざっくりした答えを出していきます。
どの問題も子供の興味を引きそうな内容です!
自分の持っている知識と計算力を使って概算していくのですが、具体的にどうやってフェルミ推定をするのかは、是非本でチェックしてみてくださいね~。
対象年齢は、題名どおり10歳くらいから。
掛け算や割算、小数点を使った計算などが出てくるので、高学年向けです。
フルカラーで漫画や吹き出しが多様されているので、子供でも読みやすいです。
漫画とイラスト担当の方が、X(旧Twitter)で本の一部を紹介されていたので、シェアしておきます!
Illustrator 柏原昇店(パパン)さんのXより
#柏原昇店 が漫画とイラスト担当させいただいた2022/1/27売 「10歳からのおもしろ!フェルミ推定 論理的思考力が育つ」の献本頂戴しました。この瞬間のために日々頑張っています。装丁も可愛く仕上がってますので、お見かけした際はお手にとってみて下さいね。 #くもん出版https://t.co/sq2FRAagwY pic.twitter.com/duw5htrvXn
— Illustrator 柏原昇店(パパン) (@kbst2) January 18, 2022
本はこちらから
問題作って、小学生の子供とフェルミ推定やってみた
10歳からのおもしろ!フェルミ推定でフェルミ推定について学んだので、普段の生活の中で実践してみました。
小学生の子供とフェルミ推定やる前に…
私自身、10歳からのおもしろ!フェルミ推定を読むまで、フェルミ推定のことを知らなかったので、全くの素人なんですが…
私が感じたのは、フェルミ推定をする上で重要なのは、「どんな情報が必要か」、「どうやって計算するか」をしっかり考えること。
この2点がクリアになれば、あとは計算できるかどうかです。
子供とフェルミ推定をやってみるうえで、この2点をしっかり考えられるかに注意してみました。
【例題】図書館の子供コーナーには、全部で何冊の本があるだろう?
子供と最寄りの図書館に行ったときに、上のような問題を出してみました。
実際に数えるとなると、かなりの冊数ですよね…。
そこで、フェルミ推定をしてみることにします。
まず、「どんな情報が必要か」、「どうやって計算するか」を考えてみます。
まずは、子供と一緒に本棚を観察してみます。
すると、↑の画像のように、1段にある本の数は大体同じであることに気が付くと思います。
では実際にどうやって答えまで辿りつくのでしょう?
計算の方法を考えてみるね。
上のように、計算方法が決めれば、あとは必要な情報を集めていくだけです。
今回の場合、必要な情報は以下の3つ。
「本棚の1段分だけの本数」と「本棚の段数」、「本棚の数」を数えてみます。
全部の本を数えるとなると途方もない作業ですが、この3つだけなら、簡単です。
ちなみに、ざっくりとした答えを出すので、イレギュラーな部分があっても、深く考えないで大丈夫!
棚の段数が一部違っても、気にせず本棚の数を数えましょう。
あとは、先ほどの計算式に数値を当てはめて、計算するだけです。
そうすると、今回の画像の場合は、下記の通りになります。
実際に図書館で同じ例題をやってみたときは、両側に本が置ける棚だったので、1つの本棚にある本の冊数が倍以上。
本棚の数も多く、1万冊を超える数字になりました。
「1万冊の本」は一体どれだけの量になのか想像しづらいですが、このアクティビティをやったことで、「1万冊の本」は図書館の子供コーナーくらいというイメージが湧いたのが良い経験になりました。
例題のワークシートも作ってみた(印刷OK)
子供と一緒にフェルミ推定をやってみるために簡単なワークシートを作成しました。
よかったら印刷して利用してみてくださいね。
まとめ
この記事では、フェルミ推定を学べる本や例題などを紹介してきました。
10歳からのおもしろ!フェルミ推定から、難しそうに見えるけど、おおよその数は案外もとめられるということを知り、実生活でも体験できました。
今回の図書館での例題で、本の数を体感できたのは大きな収穫でした。
今後も身近な生活の中でフェルミ推定をやってみたいと思います。