アメリカの夏休みは長いですよね。
一時帰国される方、ご旅行に行かれる方など、過ごし方は様々ですが…
サマーキャンプ(Summer Camp)を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
サマーキャンプは、忙しい学校生活で体験できないことに挑戦できたり、学校以外のところで、お友達を作るチャンスにもなります。
この記事では、サマーキャンプの種類や、そもそもどうやってサマーキャンプを探せばいいのか、費用はどのくらいになるかなど、アメリカのサマーキャンプに関してお話ししていきます。
アメリカのサマーキャンプは、どんな感じ?
Campといえば、泊りがけのキャンプを想像してしまいますが…、
小学生を対象としたアメリカのサマーキャンプは、Day Campとよばれる宿泊を伴わないものが一般的で、月~金まで行われるWeeklyベースのキャンプが基本です。
泊りがけのキャンプは、Overnight Campのように呼ばれるそう。
またDay Campには、Full Day Camps(1日)とHalf Day Camps(午前中もしくは午後だけ)のタイプがあります。
Half Day Campsの場合、Morning Session 9:00am-12:00pm、Afternoon Session 1:00pm-4:00pmのような感じで行われることが多い印象です。
個人的にはHalf Day Campsが、一番参加しやすいサマーキャンプではないかなと思います。
数時間なら、子供にも負担が少ないのも勿論ですが、Full Day Campsに比べて価格も安いのも理由の1つです。
短時間とはいえ、子供たちが家以外の場所で新しい何かに挑戦できるのは良いことですよね。
午前中は夏休み用のワークブックや日本語補習校の宿題をやりつつ、午後はHalf Day Campsのような感じで過ごしています。
アメリカのサマーキャンプは、どうやって探せばいい?
アメリカでサマーキャンプを行っているところって、意外に沢山あるんです。
小学生や中学生向けのサマーキャンプを提供しているところをご紹介します。
1.Parks and Recreation(1番おススメ!)
個人的に1番おススメなのが、Parks and Recreationが主催するサマーキャンプ!
アメリカには各地域にParks and Recreationが存在し、地域のコミュニティーセンターの運営や公園の管理などを行っています。
また年間を通して、Parks and Recreationが管理する施設を使った様々なクラスを提供しています。
もちろん、Summer Campもありますよ!
例えば、我が家が住む地域が提供しているプログラムには、以下のようなものがあります。
Parks and Recreationのサマーキャンプは、基本的に地元の公園や施設で行われるので 子供も不安を感じにくいかもしれません。
また運営元もはっきりしているので親も安心ですし、自宅から近い場所で開催されるのは送迎も楽ちん。
さらに自分の住む地域のParks and Recreationが行うキャンプなら、Resident (住民)価格が適用されるケースが多いので、お得に利用できるのも◎。
我が家は、基本的にParks and Recreationのサマーキャンプを利用しています。
2.博物館や動物園などが主催するもの
自然科学や動物などが大好きな子供におススメなのが、博物館や動物園などの施設で行われているサマーキャンプ!
例えば、カリフォルニア州にあるSan Diego Zooのサマーキャンプ。
キンダーガーデンから8th Gradeの子供までを対象に行われており、野生動物との触れあえたり、飼育員さんからレクチャーを受けられたり、普段できない貴重な体験ができるのが◎。
オレゴン州の科学博物館OMSIでは、プログラミング、急流下り、星空観察などのDay Campのほか、化石発掘などのOver Night Campなどもあり!
このように、魅力的なサマーキャンププログラムが沢山なので、是非地元のScience Museum Summer CampやZOO Summer Campなど検索してみてくださいね。
ただし、博物館や動物園のサマーキャンプは人気があり、申込受付開始後、すぐに満員になることも。
2024年夏の申込期間は既に始まっている場合が多いので、気になる方はお早めに~!
3.習い事先が行うもの
塾やスポーツなど何か習い事を行っているなら、その習い事先でもサマーキャンプを行っている場合も。
夏休みにサマーキャンプを実施しているか聞いてみるといいかも!
いつも通っている習い事先なら、親も安心して子供を預けられるのがメリット。
初めての場所で緊張してしまうお子さんも見知った場所でのサマーキャンプなら抵抗がないかもしれません。
4.その他、各種団体が主催するもの
アメリカでは夏休みの間、非営利団体(YMCAやBoys & Girls Clubなど)をはじめ、いろんな団体がサマーキャンプを行っています。
大切な子供を預けるサマーキャンプなので、知らないところに行かせるのも不安ですよね。
主催団体の評判をチェックしたり、HPでプログラム内容がしっかり掲載されているかなどをしっかり確認することをおすすめします!
参加したことのある知り合いに話が聞ければ、さらに安心ですよね。
5.学校や学区が主催するSummer School
サマーキャンプとは少し異なりますが…
学校や学区が主催するSummer School(サマースクール)は知っていますか?
夏休みの間、生徒をサポートするため行われているものですが、ESLの生徒を対象のプログラムもあります。
我が子の場合も、アメリカ赴任当初の夏休みは、ESLの先生からSummer Schoolへの声掛けがあり、参加することができました。
普段通う学校とは違う小学校で行われたのですが、なんとスクールバスあり。
学校が実施しているので、有難いことに費用は無料のうえ、スクールランチつき!
3週間かけて行われたので、夏休みも長く感じることはなく、とても助かりました。
渡米間もない方などは、お子さんが対象になっているかもしれません。サマーキャンプに申し込む前に、お子さんが通う現地校でESL向けのSummer Schoolを実施しているか、確認してみてもよいかもしれません。
アメリカでサマーキャンプに参加するにはどうすればよい?
アメリカの学校が終わる時期にあわせて、サマーキャンプも開催されます。
州によって最終登校日が違うので、開始時期は異なりますが、早いところでは5月後半くらいからサマーキャンプもスタートします。
サマーキャンプの申込時期は意外に早い!
ですが、サマーキャンプへの申込みは、早いところだと1月から始まるんです!
動物園や博物館などのサマーキャンプなど、人気のキャンプは特に申込み時期が早い印象。
駐在中の方なら、日本へ一時帰国される方、ご旅行される予定の方も多いでしょうし、サマーキャンプに申込みづらいですよね。
Parks and Recreationが主催するサマーキャンプは、申込みが比較的遅め。
「(自分の住んでいる)Parks and Recreation Summer Camp」などでググると、サマーキャンプのカタログがチェックできる場合が多いので、検索してみてくださいね。
郵送で紙のカタログが届いたりするケースも。
とはいえ、人気のあるキャンプは満員になるのが早い!
「Registration Begins: Tuesday, February 14 at 8 a.m. 」など、申込開始日、時間が書いてあるので、我が家の場合は、開始時間になったら、即申込みするようにしています。
Parks and Recreation の申込みはオンラインでできるので、事前にアカウントを作り、支払い情報を入力、希望するサマーキャンプのIDナンバーをメモしておくと、素早く申込みできますよ~。
Resident (住民)価格が適用されるのに、事前に住所証明をしておく必要がある場合もあるので、要チェックです~!
【重要】Refund Policyなどを要確認!キャンセルに手数料が必要な場合も
せっかくサマーキャンプに申し込んでも、急な予定変更で参加できなくなってしまうこともあるかもしれません。
例えば、先ほどご紹介したカリフォルニア州のSan Diego Zooのサマーキャンプの場合は、キャンセルの場合は、キャンプ開始日の30日前まで手数料$50で可能で、キャンプ開始日の30日前以降の予約の払い戻しはできないようになっています。
手数料もかかるし、スケジュールが変更の可能性があるなら申込みづらいですよね…。
Parks and Recreationの場合も、地域によってRefund Policy(返金ポリシー)は様々だったりするので、
- 何日前までキャンセル可能か
- キャンセルに手数料がかかるか
などを、申込み前に確認しておくことをおススメします!
アメリカのサマーキャンプの費用は?
アメリカのサマーキャンプの費用は様々。
キャンプの内容やお住まいの地域によって、価格差があります。
例えば、カリフォルニア州のSan Diego Zooの3th grade向けのサマーキャンプは、9am–3 pmで1週間$430。
OMSIの2nd&3th grade向けのサイエンスキャンプは、9am-4pmで1週間$495。
貴重な体験が出来るとはいえ、お高いです…。
比べて、Parks and Recreationが提供するサマーキャンプが、お手軽価格の場合が多いので、我が家は専らParks and Recreationのサマーキャンプを利用しています。
我が家のサマーキャンプ事情をご紹介
2018年からアメリカ暮らしの我が子が、これまで体験してきたサマーキャンプは、その当時に住んでいたParks and Recreationのサマーキャンプばかりです。
Parks and Recreationのサマーキャンプはお手頃価格であるとはいえ、予算に限りがあるので💦、毎週のようにキャンプに行かせられるワケではありません。
まず、子供にサマーキャンプのカタログを見せて、行きたいキャンプを選んでもらい、後は日程と予算との相談になります。
毎年2つか3つのweeklyベースのHalf Day Campに行ってるよ!
これまでに、ウクレレやバスケットボール、ピックルボール、自然探索、陶芸などのサマーキャンプに参加しました。
赴任当初は、夏休み中の英語維持を目的にサマーキャンプに参加してもらっていましたが、最近は子供がやってみたいこと、学期中では出来ない習い事などをさせる目的でサマーキャンプを利用しています。
サマーキャンプに行かない週は、お友達とプレイデートしたり、家でのんびり過ごしたり。
お勉強面では、アメリカ赴任当初はネイティブキャンプなどの英会話サービスを利用。
現在は日本語維持のため、日本語の本を読み放題のAmazonキッズプラスを利用しているほか、夏休み向けのワークブックを1冊やってもらうようにしています。
まとめ
この記事では、アメリカのサマーキャンプについてまとめてみました。
アメリカでお子さんをサマーキャンプに参加させたい方の参考になれば嬉しいです。
サマーキャンプは、子供たちに色々体験させてあげらえるチャンス!
もしお子さんが興味があるようなら、ぜひ参加してみてくださいね~。