アメリカでの小学校のクラス替え事情って?
新学年が始まると、日本でも行われる小学校のクラス替え。
アメリカの小学校でも、毎年クラス替えが行われています。
新しいお友達との出会いがあるキッカケになったりする反面、新しいクラスに上手く適応できるか不安だったりしますよね。
この記事では、アメリカの小学校のクラス替え事情について、我が家の体験談をもとにまとめてみました。
アメリカでは小学校のクラス替えはどのように行われているの?
アメリカの小学校で、毎年行われているクラス替え。
クラス替えの決め方やルールなどはあるのでしょうか?
小学校のクラス替えの決め方って?
Class Placement Processという形で、小学校のクラス替えのプロセスを公開している学区や学校があります。
そこで、ランダムにカリフォルニア州の3つの小学校のクラス替えのプロセスをチェックしてみました。
どの学校も、色んな観点からクラスのバランスが均一になるようにクラス替えを行うようですが、
特に共通していたのが、以下の3点のバランス。
- 男女比
- 学力レベル
- 子供の長所・短所や特徴など
さらに、人種やESLの生徒の数が偏らないようにも配慮されているようです。
新しいクラスは誰が決めるの?
各学校によって事情は異なると思いますが…、
我が子の子供が通う小学校の場合は、現学年の先生方と校長先生がメインとなり、次の学年のクラス割りを決めるそう。
生徒のことをよく知る先生が生徒の情報を持ち寄って、話し合われるんですね。
先ほど、参考にしたサイトのうち2サイトで、新しいクラスは誰が決めるのかについて表記がありましたが、我が子の学校と同様に現学年の先生が次年度のクラス割りを担当すると明記されていました。
2学年混合クラスが出来る場合もあるってホント?
各州や学区のガイドラインには、class size(いわゆる、1クラスの生徒数)が、ある程度決められています。
そのため、その年の生徒数により、Combination ClassやMixed grade classroomとも呼ばれる2学年が1つのクラスとなる2学年混合クラスが出来る場合もあります。
日本では複式学級と呼ばれるそうだよ!
我が子の学校の場合も2学年混合クラスがありました。
我が子は一度も混合クラスになったことはないのですが、混合クラスになる場合は、保護者に確認の連絡がくる場合もあるそうです。
小学校のクラス替えに要望は出せるの?
我が子の学校の場合、保護者からの意見を受け付けています。
学期末にGoogle Formで保護者向けに「Parent Input 」が届き、締め切りまでに入力すれば、クラス替えの参考にされるそうです。
任意なので、特に何もなければ提出する必要はありません。
ちなみに、保護者からの意見を書くフォームには、「We do not accept requests for specific teachers. 特定の教師のリクエストは受け付けていない」と大きく記載されています。
ランダムにアメリカの小学校のClass Placement Processをチェックしたところ、この一文が書いてあるケースが多かったです。
我が家の体験談:新学期がスタートしたのにクラス替え!
新学期が始まる前に、新しいクラスと担任の発表があるのですが…
決まったクラスが再編成になったことがあります!
公立の小学校は、基本的には学区内に住む生徒を受け入れているので、新学期が始まってみたら、引越しで生徒数が想定よりも多かったということもあります。
そのため、急遽クラス編成をしなおし、新学期がスタートしたのにクラス替えがあるということもありました。
別の学校の友人からも、「2クラスでスタートしたものの、学期中に3クラスにクラス替えがあった」という話を聞いたことがあります。
レアなケースではありますが、学期中なのにクラス替え!?な可能性も無きにしも非ずです…。
アメリカの新学期事情については…
新学期を迎えるたびに経験するクラス替え。
子供たちは仲の良いお友達と離れてしまって落ち込んだり、新しいクラス環境に慣れるまで少し時間がかかったり…と、親も不安になってしまいがちですよね。
私も毎年ソワソワしてしまいますが、きっと新しい出会いが待ってる!と自分にも子供にも言い聞かせています(笑)。
アメリカの小学校の新学期についての記事もあるので、よかったらチェックしてみてくださいね~。