アメリカ紙幣に載っている人物が誰か知っていますか?
アメリカの紙幣には、アメリカ史で有名な人物が描かれているはずですが、実は良く知らない人も💦
そこで、アメリカの紙幣に載ってる人物について調べてみたところ、アメリカのお金に関する子供向けのサイトThe U.S. Currency Education Program で色々学習することが出来ました。
この記事では、子供と一緒にアメリカの紙幣に載ってる人物について調べてみた結果や、実際に紙幣が印刷されている場所などをまとめてみました。
アメリカ紙幣を印刷する様子が見学できる場所も紹介するよ!
アメリカ紙幣で、アメリカの歴史的人物を学ぼう!
まずは、アメリカ紙幣に描かれている人物を一覧表をご覧ください。
ドル | 描かれている人物 |
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1ドル | ジョージ・ワシントン |
2ドル | トーマス・ジェファーソン |
5ドル | エイブラハム・リンカーン |
10ドル | アレクサンダー・ハミルトン |
20ドル | アンドリュー・ジャクソン |
50ドル | ユリシーズ・S・グラント |
100ドル | ベンジャミン・フランクリン |
この中に何人知っている人がいますか?紙幣ごとにチェックしていきましょう~!
1ドル札「ジョージ・ワシントン」
1963年から発行されている1ドル札には、アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)が描かれています。
また、25セントコインにも彼の肖像が使われています。
アメリカ建国の歴史に欠かせない人物なので、納得の人選ですよね!
1ドル札の裏側にはアメリカの国璽(こくしょう)であるピラミッドとイーグルが!
近年、アメリカ紙幣は何度かデザインが変更されていますが、1ドルは現在までデザインが変わっていないそうです。
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ワシントン大統領について学ぼう!】2ドル札「トーマス・ジェファーソン」
2ドル札に描かれているのは、第3代のアメリカ合衆国大統領であるトーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)。
「アメリカ独立宣言」の起草者のひとりであることにちなんで、2ドル札の裏側にはアメリカ独立宣言の様子が描かれたそう。
でも、アメリカに7年いるけど、2ドル札ってみたことないかも!?
2ドル札の流通量は少なく、しばらく発行もされてないそう。
2ドルを見つけた人は使わず、記念にとっておく人が多いみたいで、ますますお目にかかることが少ないようです。
ちなみにジェファーソン大統領は5セントコインにも使われていますね!
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ジェファーソン大統領について学ぼう!】5ドル札「エイブラハム・リンカーン」
5ドルには、第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)。
また裏側には、ワシントンD.C.にあるリンカーン記念堂が描かれています。
リンカーン大統領は、1セントコインにも肖像が使われており、人気の高さが伺えます。
U.S. Currency Education Programによると、1914年以前の5ドル札には現在の10ドル札に印刷されているアレクサンダー・ハミルトンが載っていたんだとか。
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リンカーン大統領について学ぼう!】10ドル札「アレクサンダー・ハミルトン」
10ドル札には、アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)。
大統領経験者ではないものの、アメリカ建国の父と呼ばれており、アメリカ独立戦争の時にはジョージ・ワシントンの副官を務めていたんだとか。
米国財務省を運営した最初の人物だそうで、10札の裏側にはアメリカ財務書の建物が描かれています。
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ハミルトンについて学ぼう!】20ドル札「アンドリュー・ジャクソン」
20ドル札に描かれているアンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)は、第7代のアメリカ合衆国大統領。
大統領経験者というころで、お札の裏側にはホワイトハウスの絵が!
ちなみにU.S. Currency Education Programによると、20ドル札の裏表には、5か所も「twenty」と書かれた場所があるんだそう。
お手元に20ドル札がある方は、探してみてくださいね!
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アンドリュー・ジャクソン大統領について学ぼう!】50ドル札「ユリシーズ・S・グラント」
50ドル札の肖像には、第18代アメリカ合衆国大統領のユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)が使われています。
裏側には、アメリカ合衆国の連邦議会議事堂であるU.S.Capitolが描かれています。
実は50ドル札も、じっくり見たことがないお札です。
アメリカで現金を使う場合、1ドル、5ドル、10ドル、20ドルを使うことが多く、50ドルで支払いすることは殆どない💦
よく考ええてみると、50ドルを使ったことがないかも!!
今回、紙幣の学習をするにあたって、家の中にあるだけのアメリカ紙幣を並べてみましたが、やはり2ドル札と50ドル札はなかったです。
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ユリシーズ・S・グラント大統領について学ぼう!】100ドル札「ベンジャミン・フランクリン」
100ドルに描かれているのは、政治家、発明家、作家など、いろんな分野で活躍したベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)!
「アメリカ建国の父」の1人として知られていますが、学者として雷が電気であることを実証したことでも有名です。
彼は作家として、自伝も出版しているので、近いうちに読んでみたい!
100ドル札の裏には、ペンシルベニア州フィラデルフィアにある Independence Hallが描かれています!
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ベンジャミン・フランクリンについて学ぼう!】日本では新デザインが!アメリカ紙幣も人物が変更する可能あり?
ロイターのXより
女性奴隷解放家の新20ドル札計画、バイデン政権が再開 https://t.co/j3o1gTD1tA
— ロイター (@ReutersJapan) January 26, 2021
日本では2024年に紙幣の掲載される人物が変更になりましたよね。
アメリカ紙幣も偽造防止のため、細かいデザインは変更されているものの、肖像は長い間変更されていません。
2016年のオバマ政権時代に、20ドル札をアンドリュー・ジャクソン大統領から、奴隷解放運動家のハリエット・タブマンに変更する計画が発表されました。
ただ、その後のトランプ政権で計画は延期され、バイデン政権で再開されたものの、未だ具体的なことは発表されていません。
ちなみに、アメリカ紙幣には現在生存している人の肖像を使うことは禁止されているそう。
Congress passed a law on April 7, 1866, which prohibited depicting the “portrait or likeness of any living person” on the country’s currency. U.S. law still prohibits using the likeness of living people today, and even commemorative coins honoring a past president cannot be issued until two years after the president’s death.
参照元:What can the faces on its currency tell us about a country? (nationalgeographic.com)
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ハリエット・タブマンについて学ぼう!】アメリカ紙幣製造過程が見学できる!未裁断のドルシートも買えちゃう!?
Bureau of Engraving & Printingより
アメリカ紙幣は「United States Note」と呼ばれ、アメリカ合衆国製版印刷局(The Bureau of Engraving and Printing)で印刷されています。
製版印刷局は、ワシントンD.C.とテキサスのフォートワースにあり、なんと無料で見学できちゃうんです!
上の動画のようにアメリカ紙幣の歴史が学べる展示があったり、実際に紙幣が印刷される様子を見学することができるそう!
詳細はこちらから
ワシントンD.C.→Washington, D.C. Tour and Visitor Center
テキサス →Fort Worth, TX Tour and Visitor Center
また、未裁断のドルシート、貴重な2ドル札など、絶対他では買えないお土産などを購入することができるそう!
行ってみたいな~!
ちなみに、米国造幣局(U.S. Mint)のオンラインショップでも未裁断のドルシート(Uncut Currency Sheets )は、購入できちゃうので、チェックしてみてね!