スミソニアンが運営する博物館の1つであるNational Museum of American History (国立アメリカ歴史博物館)。
毎年何百万人もの人が訪れるワシントンD.C.の観光スポットの1つで、アメリカの歴史を伝えることに特化した唯一の場所です。
しかも、入場料は無料!
でも館内はとても広く、じっくり見学すると丸1日は必要です。
この記事では、「国立アメリカ歴史博物館」に行くなら、絶対にチェックしたい展示コーナーなどの見どころをまとめています。
アメリカ史に触れるなら、国立アメリカ歴史博物館のココだけはチェック!
国立アメリカ歴史博物館は、アメリカ史に特化したミュージアム。
絶対チェックしたいコーナーは、3階にある「The Price of Freedom :Americans At War」というコーナー。
直訳したら、自由の代償という意味のコーナーで、アメリカに大きな影響を与えた「アメリカ独立戦争」、「南北戦争」、「第一次世界大戦」「第二次世界大戦」、「冷戦」、「ベトナム戦争」など、戦争の歴史が時系列で展示されています。
また同時に、自由を得るために犠牲になったもの、戦争が社会に与えた影響などの展示も。
ご注意!
戦争を中心にしたコーナーなので、照明が暗く、怖さを感じる部分があったりするなど、小さなお子さんには刺激の強い場所もあります。
特に近代の戦争コーナーは、生々しい展示があるのでご注意ください。
ジョージ・ワシントンの実際の軍服、当時の武器など、国立アメリカ歴史博物館でしか見ることができない貴重な品、インフォグラフィック、ビデオなどを活用した飽きさせない展示内容になっています。
国立アメリカ歴史博物館内でも、2番目に大きいらしい展示コーナーなので、このコーナーを周るのに1時間ほどかかりました。
既に学校でアメリカ史を習い始めている11歳の子供も、「テキストブックで見たことある」、「この人、知ってるよ!」と最後まで飽きずに見学していました。
特に、ジョージ・ワシントンの軍服コーナーでは、ジョージ・ワシントンの手足が、とっても長かったことを初めてしったそう。
実際の軍服はとても大きく、圧倒的な存在感を与えていたことを実感できる展示でした。
アメリカ史について学習するなら↓
色んな観点からアメリカ史を学ぼう!国立アメリカ歴史博物館の見どころは?
国立アメリカ歴史博物館は、3階だての建物で、左右に分かれてるので、かなりの広さがあります。
我が家は、ほぼ全てのコーナーを周りましたが、5時間かかりました。
ナショナル・モールには、他にも沢山のミュージアムがあるので、「少しでも効率的に回りたい」、「見どころだけチェックしたい」という方もいらっしゃると思います。
ここからは、おすすめの展示コーナーをまとめていきます。
①【乗り物好きなら】1階のAmerica on the moveコーナー
1階にあるAmerica on the moveは、アメリカの輸送機の歴史を展示したコーナーです。
鉄道、電車、自動車、トレーラーなどが、所せましと並んでいます。
実際に中には入れたりするものもあり、乗り物好きにはたまらない場所です。
②【アメリカ大統領】3階の The American Presidencyコーナー
アメリカの歴代大統領について学べるのが、3階のThe American Presidencyのコーナー。
歴代大統領の写真が時系列に並んでいたり、大領領が使っていた品などが展示されています。
一番子供が興味を持ったのが、大統領が演説に使うときの台。
プロンプターに、過去の大統領の実際の演説スクリプトが表示されるので、スクリプトを読みながら演説の真似をしている子もいました。
同じフロアにファーストレディが着ていたドレスなどの衣装が展示されているThe First Ladiesというコーナーもあります。
大統領選挙については、この本がおすすめ!
③【アメリカの文化を学ぶなら】 3階のEntertainment Nation
ハリウッドや音楽関連の展示が飾られている3階のEntertainment Nationは、沢山の人で賑わっていました。
アメリカではお馴染みの「セサミストリート」のコーナーや、映画「オズの魔法使い」でドロシーが履いていた靴の周りは人でいっぱい。
キラキラした空間で、子供も多く、館内で一番混雑していたなぁと感じたコーナーです。
また、昔の家具やキッチンの様子が覗ける 2階のWithin These Wallsやアメリカの食卓の歴史が学べる1階のFoodコーナーも、アメリカの文化が学べておススメです。
特にFoodコーナーでは、歴代のファーストフードの飲み物の蓋や、ハンバーガーの入れ物など、面白い展示ばかりでした!
⑤【アメリカの産業の歴史】1階を中心に回ろう
アメリカの産業についての展示は、1階がおススメ。
American Enterpriseのコーナーは、アメリカのビジネスの変革の歴史を知ることが出来るし、Lighting a Revolutionのコーナーでは、エジソンに関する展示が面白かったです。
またPower Machineryコーナーには、ポンプやボイラー、タービン、水車、エンジンなどの機械が展示され、見ごたえがありました。
⑥小さい子供と一緒なら、プレイスペースがある1階を中心にまわろう!
スミソニアンのミュージアムには珍しく、国立アメリカ歴史博物館内には、キッズコーナーが2つもあります。
上の画像は、6歳から12歳まで向けのSpark!Lab。
また、0歳から6歳向けのWegmans Wonderplaceがあります。
どちらも入場するには大人が同伴する必要があり、混雑している場合は入場制限があります。
営業日と時間は、水曜日~日曜日(午前10時から午後4時まで)になっており、月曜日と火曜日はお休みのようです。
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国立アメリカ歴史博物館にはミュージアムショップやカフェはある?
国立アメリカ歴史博物館には、3つのミュージアムショップがあります。
なかでも、地下にあるショップが一番大きく、商品が豊富でした。
ギフトショップには、おしゃれなものがたくさんあったよ!
ランチを済まして入場したので、食事はしていませんが、ランチなどが食べられるカフェがあります。
ちょっと休憩したいときは、1階にスタバがあるので是非。
長時間滞在する場合、大人はコーヒー必須なので、嬉しい!
ただし、やはり価格はお高め設定。
ラテを2つ、子供用にフラペチーノの1つ購入したのですが、ドリンク3つで20ドル近かった💦
スタバのギフトカードは使えませんし、スターも貯まりません。
国立アメリカ歴史博物館の開館時間や入場方法は?
国立アメリカ歴史博物館の開館時間は、午前10時から午後5時30分まで。
12月25日以外は、基本的に毎日営業しています。
イベントなどで閉館する場合もあるので、HPで事前にチェックを。
我が家は11時半頃に到着しましたが、行列もなく、スムーズに入場できました。
セキュリティーゲートを通る必要はありますが、ゲートアラームが鳴らない限り、手荷物チェックを受けることはありません。
飲食物は持ち込み可能ですが、外部からの食べ物は館内での飲食は禁止されています。
まとめ
この記事では、国立アメリカ歴史博物館についてご紹介してきました。
どのコーナーも見ごたえがあり、色んな観点からアメリカ史を学ぶことができました。
個人的には、ワシントンD.C.でおすすめしたい観光スポットベスト3に入る場所でした。